2012年01月30日
ある高台から見た絶景
先日愛しき福島県に、そして福島市に行って来ました。そしてとある高台(山?)から見た福島市の市街地です。
どうです絶景ですよね。まぁちょっと曇ってますが・・
福島駅の立ち並ぶビルや新幹線の止まる大きな駅も見えれば広大な市街地や畑など福島市の盆地が一望できます。
こんな景色を360度肉眼で見た感動をどうやって写真で伝えよう。どんなにいいカメラを持ってしても、どんなプロカメラマンが撮ってもそれは伝えられない。
それは目で見る景色はもちろんの事、その空の広さや、ひんやりする空気感や、そこに存在するすべて音や匂い。その一体感を全部感じながらそこに立って感じる感動だからです。
福島市の真ん中に堂々と聳え立つ信夫山。福島市の一つのシンボルでありシーズンには桜などの花が咲き乱れて地元、観光客に人気のスポットでもあります。
街の中に堂々あるのがとっても誇らしく感じる。それはそうですよね。そこに街ができる遥か前からそうやって信夫山はそこに存在し、ずっとこの盆地を見守ってきたのだから。
この山の辺りが土湯温泉で以前私の親戚が非難していた関係で訪れたことあります。詳しくはこの過去のブログにも紹介している温泉街の懐かしく温かみの残る福島市の飯坂、高湯に並ぶ名温泉です。
こんな絶景に感動しながらどうしても思うのがやはり放射能の問題です。この景色の中にも個人的には嫌いな言葉なのですがいわゆるホットスポットと言われる場所が存在し、地元福島市の人もためらう場所があるということです。心では絶対認めたくもありませんが確かにそれは存在しています。
今の福島を遥か昔からこの盆地を守ってきた信夫山はどうやってみているのでしょう。どんな噂や数値が出回ってもこの山はいつまでも堂々とした姿でこの場所に存在し続け、土湯温泉にはいつまでもいい温泉がこれからも湧き出ることでしょう。そしてこれからも私たちの心を癒し続けてくれるのでしょう。
正直この景色の中に本当に放射能というものがあるのか。って美しい福島の景色を見る度に思ってしまいます。確かにこの景色の中には毎日の人々の生活と家族や笑いがあり、そして変わらない福島への想いが人の数だけ存在します。
私はこの先どうなるのかとどんな噂や風評があろうと出来るだけ今年もここ福島を訪れたいと思います。出来れば自分のバイクに乗って。
それは同情でもボランティアでもそんなものじゃなくて行きたいと思う意思で行きます。そこに見たい景色が合って、食べたい物があって、走りたい道があって、仮設住宅で避難している親戚を含め会いたい人達がいる。
そしてそれは福島ラバーズとしてだけではなくて、福島県を愛おしく思う一人の日本人として福島に行きたい。考えるべき現実は現実として決して目を背けずに一緒に考え、福島を精一杯楽しみます
だから『頑張れ福島』じゃなくて『一緒に頑張ろう!うつくしま福島』なんです。
さぁ福島ラバーズ今年も行くよ~早く温かくな~れ
2012年01月25日
魅惑の花水ラオシャン
先日久々にハーレーで湘南を流してきました。久々と言っても当然バイク自体は毎日乗っていて、ハーレーも週2回くらいは乗っています。
でも普段通勤などで乗るのとツーリングとはやっぱり違うんですよね。気持ちと感覚がね。
しかも仲間と走るのも楽しいのですが、結構一人でのらりくらりと適度に車を交わしながら走るのが好きなんです。時間もルートも特に決めないそんなニュートラルな時間。地図なんかいらないし、道に迷ったら一服して誰かに聞く。気になったら気軽に止めて、潮の香りや、山の匂いを嗅ぎわけながら走っていればそれで充分。
家族には、『試乗』とか『パトロール』と言いながらのんびり10時半ごろ出発。実は前日に軽く点火系を調整したので少しは試乗的な意味もあったのですが、そんな違いもすっかり忘れて昼前にはご覧の江ノ島に到着。
ここは江ノ島が見渡せる私の穴場的スポットです。ほとんど観光客来ない所です。私はここから見る江ノ島がたまらなく好き
天気まあまあで良く海が良く光っていました。
小さな港。ここがどこか解るかな~。
江ノ島と自分撮りと煙を満喫した後、途中にやっていた小さなフリマを覗いたりして軽く掘り出し物探し。キャスケットを2つGET!
でも久々にフリマに行ったら業者の多さにビックリしました。『全部新品です!』とかニコニコ言われてもなんか違う。フリマはもっとチープでローカルなものでこれからもあって欲しいな~。
そしてやってきました!ローカルなラーメン屋(タンメン屋?)の『花水ラオシャン』へ。
いつもこの辺りを走ると必ず寄ってしまうお店。正直そんな驚くほどおいしい訳ではないのですが、どうしても行ってしまう店。みんなが同じことを言い、最初私もそう言われて来ました。
でも間違いなくクセになってハマるお店で、とにかくタンメンの常識がひっくり返る衝撃が来ます。
まぁタンメン屋といってもおかしくないと思います。しかもビックリするほど安い
ここは基本のタンメン大盛りに餃子。まぁそれしかありませんけどね。
来ましたタンメンタンメンって野菜がいっぱいでなんて思っている人は衝撃です。ハイ!麺とスープとタマネギ。以上!
しかしこれがこの店のタンメンなんです。ハマるんですよ~。
お好みで酢と自家製のラー油をたっぷりかけていただきます。麺はちょっとそうめんチックで丁度いいんです。
餃子もとってもおいしいんです。タンメンと餃子が同じ値段って所もなかなかないですよね。
ちなみに琉工屋さんにこっぴどく怒られるので飲み物は写真に写っていません
お店と花柄のワンカップ風のコップもいい感じでしょ?ローカルハートです。
場所は平塚の花水町と言う所にあります。良かったらいろいろ人に聞きながら探してみてくださいね
PS お土産もあります。タマネギさえ刻めば家でも同じタンメンが食べられます。値段も250円。これ買って帰れば『パトロール異常なし!』と堂々と帰れますよ
2012年01月22日
心のこもったプレゼント
全国の『バングルウォッチで愛を語る会』の会員の皆さんこんばんは。SUGAR工房です。
今回はシンプルでクラシックなバングルウォッチのご紹介です。
どうですか?大人の落ち着き感じませんか?
サイズはメンズサイズです。サドルレザーのナチュラル色をベースにまたまた手染めの濃い目の茶色。そしていろいろ悩んだ末に決めたクラシックな文字盤。それに合わせてコンチョも落ち着いた物を合わせています。
裏にもコンチョと鹿レース&ガラスビーズも付けています。本来SUGAR工房のバングルウォッチにはコシの強い金属が入っていて形もその人の手首の形に簡単に合わせられる為、無しでも不意にバングルウォッチが外れることはまず無いはずですが、以前の『クーニーズバングルウォッチ』の時計を見てポイントも含めて飾り付けました。
実はこの時計タイトル通りこのバングルウォッチは彼女から彼氏へのプレゼントです。
この彼氏もまたハーレー乗りで、以前私がクラブハーレーという雑誌にを掲載された号の雑誌を買っていたそうです。
それの雑誌のページをバイクに乗らない彼女さんがコッソリ見つけ、彼氏のサプライズな誕生日プレゼントにと勇気を振り絞って連絡してくれました。
そしてこの前の1月17日の彼氏の誕生日の日に二人で開けてみたそうです。嬉しいことに二人で感動してくれたみたいでそれぞれにご丁寧なお礼のメールまで頂きました。
こちらこそありがとうございましたこれは彼女が何度か直接電話したり一生懸命想って考えた物で、私はそれを形にしただけに過ぎません。
まさに『心のこもったプレゼント』です。これからもどうぞお幸せに
温かくなったら綺麗なブルーのハーレーにタンデムして、大好きな飛行機でも見に行くのかな?もちろん腕にはコレ着けてね
2012年01月20日
バス車検へ旅立つ
おはようございます。今日はこのブログのタイトル通りAirCoolなお話です。
私の所有するハーレーもバスも気が付けば空冷エンジン。細かいところでは普段の足として乗っているカブや100ccのスクーターももちろん空冷。
空冷エンジンのシンプルな所が好きなんですね。そこにコンピューター的な物は特に必要と感じない。
で、そんな時代を逆行する私の69年レイトバスにも2年に1度の『車検』という時がやってきました。
車検に出すのは八王子にある『ガレージタイプワン』です。気が付けば長い付き合いです。
ワーゲン自体少しは整備もできるはできるのですが、2年に1度ここは空冷ワーゲンのプロにお任せしています。ちなみにハーレーは自分で車検を通しています。ハーレーは道端で止まっても(よく止まりますが)所詮は困るのは大体乗っている自分ひとりで済みますが、バスの場合は家族や子供も乗せるのでなかなかそうはいきません。真夏の炎天下にエンジンストップとなったらお父さん的には大変なことになります。
が!しかし息子よ!その内そんなこともある!何とかなる!
お店にある煌びやかなワーゲン達です。実はこの裏手の山に土に帰る寸前のレストア待ちワーゲンやピッカピッカのワーゲンまで数えられないほどありますが、軽く近くのだけ撮って見ました。
これだけの車両でもちゃんと直して走り出す。さすがは世界の大衆車ワーゲンだと思います。
今回の車検ではバッテリーとタイヤも交換予定です。タイヤは少しインチアップしてちゃいます
発電系では一昨年ジェネレーターからオルタネーターに交換してベルトなども見ているので大丈夫だと思います。
今回も一通りいろいろ見てもらうので出費は結構いくと思います。財布的には厳しいです
でも考え方としては、ここは知り合いの車屋で整備はほとんど無しで安く通してどこかでレッカーのお世話になるとすると金額の問題ではなくなってくるんですよね~。
とにかく私の可愛いバスをよろしくお願いしま~す!
台車です。エアコン付いています。パワステです。オートマです。普通には当たり前の事が最高にありがたく感じます。しばらく借りときたいなこれは。ワーゲンにもあるんですね!軽自動車!
こんなカスタム最高に好きです
2012年01月16日
特注カラーウォッチ 259
全国の『バングルウォッチで晩酌の会』の会員の皆様こんばんは。
今回は特別カラーのバングルウォッチのご紹介です。どうですか?この色合い伝わりますか?
まずサイズはレディースサイズとメンズサイズの中間の大きさ。着けるのは普通に手首の細い女性ですがぐるりと一周回る物がいいということで長さを決めました。
時計はメンズサイズのスクエアの文字盤。コンチョはシンプルなラウンドのリベットタイプ。という注文でした。
そして何よりのこだわりはこの配色。ベースを青緑にして中を黄緑、文字盤を止める革の色は深緑、という緑尽くしのバングルウォッチです。ちなみにイメージは『お~いお茶』だそうです。
ご存知の通りにSUGAR工房の時計はサドルのナチュラル色、黒、白以外の色はすべて一つずつ手染めで染色している為この青緑、黄緑、深緑という色をどうやってイメージ通りに表現できるかがこの時計のポイントでした。もちろん染料としてはすべて無い色なので調合しては試し染めを繰り返して作りました。
でもここまでの色作りにこだわった作業は私もしたことが無かったのでこれからの物作りの為にも大切な経験が出来ました。どの色とどの色を混ぜるとか、革をあらかじめ変色させてから色を入れるとかいろんなことを試すことが出来ました。手染めの独特の雰囲気は何にも変えられません。
前回の『変幻自在ウォッチ』でもお伝えしたように、青緑という色一つ取っても人それぞれの青緑があってこれが正解の色なんてものは存在しない。その色に近づけられるかはその人がどんな青緑なのかを知ることではなくてどんな時計をカッコイイと素敵と思ってくれるか?と考えることだと思います。
そうして出来たのがこの時計なのです。作ってみてビックリ かなりキテマス。何度か晩酌させていただきました。
裏にはSUGAR刻印を並べて欲しいとのことでしたのでバッチリやっておきました。横や後ろから見るとこの青緑の色合いが伝わりやすいかと思います。
そして納品へ。向かった先は・・・そうです!地獄商会です。
実はこの時計のオーダー主は地獄の姉さん、マヤさんです!さすが独特のセンスの訳ですよね。
夜の上野のビルの間に怪しく光る地獄商会。気が付けば約15年くらいのお付き合いの大切なお店です。
『え?地獄って?お店の名前?』という方もいるかも知れませんが、説明不可能なのでここではやめておきますね。
納品&装着!マヤさんとても気に入っていただけたみたいです。よかったです!
本当にありがとうございました!
そして長らくお待たせしてしまってスイマセンでした。
今回こういった素敵な時計が出来たのも作ったのは確かに私ですが、やはりこの色合いを考えたマヤさん始め884さんのセンスだと思います。脱帽いたしました!
ただ偉そうな言い方になってしまうかも知れませんが、革を作る職人さんはたくさんいて、技術的にはもっと素晴らしい物を持っている方はもちろんたくさんいますが、この時計を作れるのはSUGAR工房でしかないと思っています。この思いだけは忘れないで行きたいと思います。
だからこそもっといろんな角度から様々なことを吸収して、これからもより良い物作りをしていきたいと思っていますので宜しくお願いします。
2012年01月09日
変幻自在オーダーウォッチ
今回オーダーウォッチを作らせていただきました。オーダーウォッチと言ってもそもそもSUGAR工房には定番という物自体が無い為いつもオーダーといえばオーダーなんですが・・・
ちょっと変わった雰囲気ですよね。
いつものバングル式ではなくてベルト止めだし
スカイブルーの所があったり、グリーンの所があったりと明るい時計に見えませんか?
ベースはサドルレザーのナチュラル色。ウォッチヘッドはミックスターコイズといわれるターコイズブルーとグリーンターコイズを足して2で割ったような色。
そこにセンターで染め分けたスカイブルーとグリーンのレザーを差し込みました。
今回はバングルタイプではなくベルトタイプというオーダーでした。
個人的には使い方さえ慣れてしまえばバングルタイプの方が脱着しやすく長年使っていってもバンドのへたりが出ない所がシンプルでメリットの一つだと思います。サイズと使い方さえ間違えなければ不意にははずれることもありません。
それでもこのベルトタイプの方が確かに安心感があるという人もいます。そして何より少しゴージャスにも見えるしこれはこれでカッコイイです。
長年使っていくとやはり金具を何回も通している為、バンド自体にアタリが出たり癖もついてくる。
でも安心してくださいねSUGAR工房の商品は永久保障ですので、ガンガン使ってください。いくらでも直してあげますからね
そして少しだけこの時計のストーリーを紹介しますね。
実はこの時計の持ち主はrisaちゃんという9歳の女の子です。2月がrisaちゃんのお誕生日ということでご両親からのご依頼でした。
まずは文字盤選び。全体の雰囲気を決める大事な部分です。選んだのはご覧のようにミックスターコイズ。あとはベルトタイプにしてもらってその他はお任せとのことでした。
お任せでというと私が知る範囲のrisaちゃんのイメージと選んだ文字盤を組み合わせるとてもやりがいのあって好きなことです。
ただ今回はrisaちゃんがこの文字盤を選んだ時点で大体のイメージは出来ていました。
それはこのミックスターコイズという石の色がターコイズブルーの水色やグリーンターコイズの緑にも見えるように、中で使う色を単色では終わらせないと言う事。複数の色の入った時計を作りたい。
ではどうやって一枚の革を使って色を染め分けるのか?何色で?デザインは?
マルチレインボーのような組み合わせも考えて試してみたりしたのですが、このミックスターコイズにしたがってこの2色に染めました。(どこでどのように分けられているかわかりますか~)
この文字盤の色を何色と感じるか?それはその人次第。水色と見るのも正解だし、緑というのも正解でしょう。
でも色の表現はそれだけではない。緑がかった水色という人もいるし、その逆の人もいる。またはこれはどちらでもなくてミックスターコイズだという人もいるでしょう。中には一部の石に見えるわずかな茶色に目が行く人もいる。
そう。この石を何色に見えようがそれはその人次第。逆を言えば何色にもなるのです。
まだ9歳の女の子。可能性はまさに無限大。
これからいろんな経験をして、いろいろ吸収して、いろいろ感じて成長していくことでしょう。そこには素敵な景色や生活があったり、素敵な人との出会いがあって、オシャレをしたり、いろんな恋ももちろんしていろんな色に染まっていくと思います。そうしてママに似た美人さんになっていくことでしょう。
もともと水色が好きというのは知っていましたが、この時計のようにまだまだ何色にもなるんだよ。いろんな色を持つ素敵な女性になってもらいたい。その意味をこめて製作しました。もちろん納品までのお楽しみで。
そしてこのお正月にお渡ししてきました。どうやら気に入ってくれたみたいです いゃ~よかった。よかった
この時計は自分にとっても一つ新しい経験が出来、とても楽しく製作することが出来ました。ありがとうございました!
いつかrisaちゃんが成長して『私の色をください!』という時、それはいったいどんな色なんだろう?とても楽しみです。どうぞ魅力的な色を持つ人にになってください。その時は自分も素敵なバイカーで、職人でいたいと思います。がんばろっと。
この時計の裏にあるメッセージが入っています。なんて入っているかはヒ・ミ・ツ
パパのバイクの優雅な手作りのタンデムシートに座って笑顔で風を切っているrisaちゃんに出会ったら気になる人は聞いてみてください。
走り続けていればきっとどこかで会えるでしょう。
2012年01月05日
2012年もがんばろう
新年明けましておめでとうございます
皆さんどんな年越しとお正月を過ごされたのでしょうか?
私はいろいろありました。悩んだり、悔しかったり、泣いたり、悲しかったり、笑ったり、嬉しかったりした年末年始でした。
今年も人に感動を与えて元気になれる物作りをして行きます。
そして謙虚に様々なことを吸収しながら、芯は変わらない人間でありたいと思います。
2012年のお正月はもう来ないように、今年も今とその時の自分の考えを大事に生きたいと思います。
今年の年末に『あれはやっおけばよかったなという2012』よりは『あれは別にやらなくてもよかったかな』って思えるような2012年の方がよっぽどいい。
今年も皆さん宜しくお願いします。
そして今年も福島を走ります。向かいます。。福島ラバーズとして。
よかったら皆さんも行きますか?美しい福島に。