ハンドメイドでレザークラフトをやっています。合間にハーレーとワーゲンの空冷エンジンで遊んでます。そんなラブ&ピースなブログです。

2024年02月28日

約束の刻〜漆黒と夜空〜

 2月もそろそろ終盤。


 まだ被災地では日常すら戻ってませんが、それでも春は必ずやって来る。

 これから暖かくなり少しずつ穏やかな風と優しい色の花が能登の地に訪れるだろう。

 インフラの復旧やメンタルケアももちろんだが、それが少しでも人の心を癒やしてくれることを切に願う。



 個人的にも最近色々と考えることが多かった。

 心を強く持って生きろと言われているようだ。


 考えてやるべきことは全力でやる。

 でも考えても変えられないことは前を向くのみ。


 乗り越えられない壁はないと言うが、時には一人では難しい事だってある。

 そんな支えてくれる大切な仲間達に心から感謝します。


 そしてこの事は決して忘れない。

 ありがとうございました!








 今回は久しぶりにバングルウォッチ、刻の腕輪の話をしたい。

 真っ黒のベースにワンポイントでネイビーの文字盤。


 しかも今では入手困難な激レアな文字盤。

 去年に久々に何とか一つだけ手に入れる事が出来ました。







 今回は時計自体の厚みを出来るだけ薄く、幅も出来るだけ細く制作。

 使う革は1ミリのサドルレザーを使用して加減を見ながら少しずつ染めていきました。


 パキッとした顔料の黒とは違って奥行き深みが増します。

 まさに漆黒という色合い。





 使うコンチョの柄は菊の御紋に出来るだけ似た物を選んで埋め込むように取り付け。

 当然中のアルミの芯の長さも硬さも一から見直しました。


 手首に着けた時のフィット感と他のアクセサリーとのバランス。

 そしてアウターのリブなどに邪魔しないように。







 オーダーしてくれたのはバイク出店の古くからの相棒であるアディクションズの晋平さん。

 リッチーの作るブレスレットを愛用していてその組み合わせもいい感じ。



 去年のVM三重に合わせて手渡しました。

 裏には二人にしかわからない大事なメッセージを彫り込んで。


 約束を刻む腕輪。


 気に入って頂けたようで感無量の喜びを味わった。







 文字盤はよく見ると夜空の星空のように見える。



 晋平さんは東京の世田谷から沖縄に移住。

 その後奥さんの実家のある広島県へ思い切った再移住。


 そして今年には瀬戸内海に浮かぶ島である大三島へ。


 家族を持ちながらも思い立ったら決断をして行動に移す。

 それはとても勇気がいることだけど、逆に晋平さんにはそれを理解してくれて受け止めてくれる家族がいる。


 一度きりの人生。


 そこに後悔という言葉がもし有るとすればやらぬ後悔するよりは、晋平さんは間違いなくやった後の後悔を選ぶ人。


 でもきっとそれはもはや後悔なんて無くて笑い話となるほど幸せを得ている。


 そうやって前を進む晋平さんが素敵だと思う。



 少なくとも一つ間違いない事実は世田谷も沖縄も広島も大三島だってこの夜空のように星空は繋がっているという事。

 そして同じように人の想いと縁もずっと繋がり続ける。





 大三島の星空はさぞかし綺麗なのだろうな♪




 オーダーありがとうございました!

 これからも同じ空の下、ここ川崎から楽しみにしています。




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2024年01月15日

VM三重③〜奇跡の出会いと再会の喜び〜

 連日の能登地震のニュース。


 未だ多くの行方不明者。

 難航する救助と支援。

 不自由な生活が続く被災者。


 新聞などで一人一人の物語を読む度に心が締め付けられる。



 自分も能登半島は何度かバイクで旅した。

 秋田の男鹿半島、京都の丹後半島を含め半島という言葉の意味は旅をしてこそ感じる物。


 本州の流れと島国の緩さをどちらも半分づつ持ち合わせて半島独自の文化。

 そこに有る街並みと潮風香るのどかな道、そしてそこに住む人の温かさ。

 台風の中、珠洲市で宿に泊まるお金がなくて輪島市で野宿をしていた時に助けてもらった思い出などが蘇る。



 支援という名目の自己アピールやYouTubeの再生回数などは誰の心にも響かない。

 それに対してコメントする人も同様にどうでもいい。

 

 また能登半島にゆっくりと旅が出来るように今は相手の心だけを想った『できることをできるだけ』


 
 




 VMの話に戻ります。

 ステッカー屋で出店のStyle☆の矢嶋さん。

 いつのこの方は素敵な縁を結んでくれる。


 今年は尾鷲マルシェで出店されている林親子を連れてきてくれました。

 尾鷲の街で居酒屋『可笑』を太陽の様なお母さんが営んでいて可愛い娘の華ちゃんはその手伝いに。


 マルシェでの店を夜に閉めてからも立ち寄ってくれてキャンドルとセージの香りの中でゆっくりと話しが出来ました。


 掛け替えのない時間をありがとうございました!







 特に名物はこの『本マグロ餃子』で大人気で完売だったのですが次の日少しだけ店に残っているもので良かったらと頂きました。

 味はもちろん抜群ですが何より嬉しいのはそんな心遣い。








 ちょっと寄り道すれば尾鷲を通れるなという旅が出来そうな時は是非立ち寄りたい。


 機会は訪れるものではなくて作るもの。


 矢嶋さん、いつも温かい奇跡をありがとうございます!







 大阪からは山口さん夫婦。

 大阪のVMの時にはとてもお世話になった大好きな人達。


 5年ぶりの再会は最高でした。








 パンヘッドヘブンから預かってきたという自家製ベーグルも晋平さんと分け合って美味しく頂きました。

 ありがとうございました!


 また大阪に行きたくなりました。

 ONEちゃんに連れ回してもらいたいな♪








 最終日片付け始めようとした時に立ち寄ってくれた人達。

 しゃがみ込んでくれていろんな楽しい話をしながら選んでくれました。

 とにかく最後の最後にみなさんとても気持ちの良い人でした。


 大量のお土産の購入ありがとうございました!








 この会場でいつも食べていたのはだし巻きサンド、伊勢うどんですがそれよりもコレだろう。


 晋平さん特製の雲仙ハムのホットサンド。

 毎日焼いてくれて毎日楽しみに食べていた。

 味が絶品なのは間違いないが何より毎日嬉しそうに焼いている晋平さんの顔を思い出す。


 ご馳走様でした!







 そうだ!隣のマルシェで人気のこの赤福。

 VM限定らしく、他にもある限定品を求めて長い行列がずっと出来ていて長い時は一時間待ちだったそう。


 自分たちも貴重な一口ずつ分けて頂きました。









 荷物をバイクにパッキングして最後に恒例の皆で記念撮影。

 今年もこの4人で共に並べて良かったです。

 聞くとこの4人、誰もまっすぐ帰らずそれぞれの旅をするとの事。

 
 これがバイク出店の醍醐味。


 もちろん仕事としてはこのVMに向かってきているのは事実なんだけど、物語としてはこの尾鷲で行商した事は旅の道中。

 自分はいつもそう思って走っている。


 またどこかの大地で共にやりましょう♪

 ありがとうございました!







 会場を出て晋平さんと二人で尾鷲の町中華に行った。

 『来々軒』 名前も良い。

 そしてこの安心する雰囲気。

 旅人心にグッと来る。



 


 求めていた昔ながらのラーメンとチャーハン。

 予想通り優しい味がした。

 
 このラーメンを食べたら晋平さんはこの後和歌山に向かい、自分は奈良県の橿原市に向かう。

 店主に道を訪ねたら通行止めや走りやすい道などを一生懸命に考えて教えてくれた。


 優しく温かいのはラーメン以上に人柄だったって事。



 お互いの旅の安全を約束して晋平さんと分かれた。

 4日間色々とありがとうございました!









 熊野から山道に入って吉野山を目指す。

 程よいワインディングとのどかな道には883CCのスポーツスターが最高に楽しい。


 山は紅葉で色付き先程までの海沿いとは違うひんやりした空気が心地よい。








 古くからの友人と待ち合わせは橿原市を通り過ぎて天理にあるこのラーメン屋。

 スタミナラーメンの彩華の屋台店。


 奈良に来たら必ず立ち寄る場所。

 もちろん自分で知るはずもなくその友人に連れてきてもらったローカル。



 



 親子で来て3人で昼に引き続きラーメンを食べる。

 やっぱり屋台で食べるこのスタミナラーメンは最高に美味しい。


 出会って23年。

 もう旧姓だけどずっとミナミと呼んでいる。

 お互いいろんな事があった23年間だけどこのラーメンはそれを全て超えて時を戻してくれる。




 



 その後ミナミの母がフラダンスの仲間と飲んでいるという居酒屋に合流。

 古民家をリノベーションした雰囲気のあり過ぎる空間でした。




 この南家とは23年間家族ぐるみの仲であり、自分の奈良の家族だと思っている。


 彼女とは北海道でお互いバイクで出会い

 共に一ヶ月二人で一つのテントで旅をして

 その後東京で少しの間一緒に同じバイトしたりして生活した事も

 お互いの実家にも泊まって当たり前のように今日もお世話になる。


 それでいて男女の関係はお互い無くずっと親友のまま。


 不思議で大切な女友達。


 数年ぶりの再会を分かち合い、昔話に花が咲いた夜だった。




 



 翌日後ろ髪を引かれながら奈良を後にして、名阪国道から伊勢湾岸道へ。

 雨にも打たれず気持ちよかったが伊勢湾岸道の連続する橋の上は強風でバイクは命懸けだった。


 なんとか岡崎まで辿り着いて自分の中の旅の定番の矢場とんの味噌カツ。

 これもまた間違いない。








 浜松で一服していると一台派手なカッパを着た荷物満載のハーレーが走って来た。


 VMの残党かなと思ったけどまさかの昨日別れたSHAFTの本間さん。

 三重の海沿いは大雨だったらしいww


 そんな話で笑っていたら福禄寿の奥山君との再会。


 偶然というか必然として会ったのかな。



 こうしてこの旅は結局雨に打たれないまま無事終了。









 最初にも書きましたがそんな11月の濃厚な出店旅のブログを2024年になっても書いてしまって本当に申し訳ない。


 書きながら写真を見る度にいろんな人との思い出や感謝の気持ちに溢れて来ます。

 だから時間が掛かってもこうして出来るだけ書き残して生きたい。


 出会いは数あれど良き出会いこそ奇跡。

 そして奇跡は奇跡へと導く。



 この旅に関わってくれた全ての人に感謝。

 ありがとうございました!!



 また会いましょう♪


 いつかどこかで。




 大地の上か道の途中で..




 


 



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2024年01月04日

VM三重②〜灯りの中にあるもの〜

 とうとうVM三重の話は年を越してしまいました。

 2023年もお世話になりました。

 今年も斬新なワクワクする事を考えて走り抜けたいと思いますのでよろしくお願いします。



 そして新年早々能登半島の地震。


 日を追うごとに増える死者の数。

 見えてくるリアルな現実。

 本当に心が痛みます。

 被災者の皆さんに一日でも早く心の静寂と日常が戻ることを祈ります。





 それではVM三重の続きを走りましょう。



 


 尾鷲は11月とは思えないほどの暑さだった。

 Tシャツ一枚でも過ごせるほど。

 一つ大変だったことは砂埃。

 地べたに並べる自分にはなかなかの強敵でした。






 そんな夏のような天候でも気持ちだけは秋の彩りを。

 このスポーツスターとも20年以上の付き合いになるが、VMに出店で走ってくるのは今回が初めて。

 来年は自分のSHOVELで来れるかな?







 去年の晋平さんと二人のブームだった佐世保バーガー。

 今年も来ていたので景気付けに食べてみた。

 相変わらずのボリュームと旨さ。








 遠くは佐渡ヶ島から兵庫からいつもの仲間が走ってきてくれる安心感。

 大石さん夫婦も訪れてくれてみんなでワイワイと素敵な時間を過ごした。


 ちょっとトイレや遊びに出かけても勝手に店番をしていてくれるww






 今回も二人でバイク出店。

 門司港のVMからだからキャラバンなども含めたらもう何回共に坐っただろうか。


 皆さんおわかりだと思うが自分と晋平さんとはタイプが違う。

 でも共通しているのはお互いにバイク旅が好きなのはそうだが、バイクで出店する志だろうか。

 それはどれだけの時と思い出を積み重ねて来れたかと言う事。


 今回もタイプの違う凸凹感がまた心地よい。




  


 今回のウチラ仲間内のマイブーム。

 『だし巻きサンド』

 隣に隣接する尾鷲マルシェで買える名物。

 地元尾鷲の寿司屋が作るこのサンドイッチは間にからしマヨネーズが入っていて絶品。

 当然だし巻きもその場で焼いてくれたフワフワ。


 いろんな人に勧めて一体何個食べたかはわからない。







 ちなみにその尾鷲マルシェにもステージがあってダンス大会的な事が行われていた。

 だし巻きサンドか伊勢うどんを買いに行くと少しだけ見て帰る。



 パワー溢れるステージは単純に楽しくて微笑ましい。

 明らかにいつものVMとは違う活気、それと若さww







 隣はSHAFTシルバーの本間さんと杉中工房の杉さんのバイク出店。

 相変わらずいい雰囲気。

 
 このお二人の掛け合いを見ていると自分と晋平さんに何か似ていて楽しい。

 出店ブースの中に4台のバイクとテントの店が並ぶ姿は懐かくもあり嬉しかった。


 今回もよろしくお願いします。







 今年もパッチキーホルダーを受け付けていました。

 過去の自分の物をこうしてサンプルと並べているのですが、毎年勘違いされる人もいます。


 『お〜良かった!2010年のあった!この年だけどうしても手に入らなかったんだよな〜』

 
 ???


 まぁ慣れましたけどねww



 


 左隣はブーツの福禄寿。


 思わず一目惚れしてキーストーンのエンジニアブーツをオーダーしました。


 奥山家は家族で出店していて、自由で野生児過ぎる子供達に楽しませてもらいました。
   






 一年ぶりの再会の東風のマサユキさん。

 自分の中で長距離フェリーの中で出会った人と深く長く繋がっている人は多い。

 80歳の河野さんも然り、ヒルちゃんや佐渡ヶ島とのきっかけもそうだ。


 このマサユキさんもその大切な一人である。

 久々にゆっくり話が出来て良かったです。







 暗くなってくるとゆっくりとキャンドルに火を灯す。

 2023年最後のキャンドルナイトの始まりです。








 この灯りの中だと人は5割増に優しい表情に見える。

 アディクションズも良い感じで語り合っていた。

 発電機の音も明るさも無いパーソナルな時が流れる。


 素敵な時間、温かい空間である。



 



 すると突然尾鷲の夜空に花火が上がった。

 参加者も出店者も皆で空を見上げた。


 11月の季節にしかもキャンプイベントで花火が見えるとはなかなか無いこと。


 このイベントがどれだけ地域への理解が深いかを更に感じさせてくれた。

 逆に言えばそれだけ誠意を持って動いてくれた人たちがいるという事。


 まずはその事に感謝をしたい。


 



 よくイベントが成功したか否かとは来場者数、収益が基準になる。

 そして天気も重要でもある。


 でもそれはあくまでも出店者を含む主催者側の話である。


 もっと大事なのは参加している人達をどれだけ楽しませられたかや、その地域や社会の理解を深められたかと言う事だと思う。







 少なくても自分に関してはこの会場の大地にキャンドル灯りの中で坐っている時点で成功や収益という話はホワイトセージの煙と共に夜空へ上がっている。


 だって既にここに来るまでに最高のバイク旅をしてきているのだから。


 そしてその灯りの中でしゃがみ込む人の笑顔とこの花火がそれを伝えている。


 そう思わせてくれる極上の夜だった。



 その③に続く










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2023年12月30日

VIBES三重①〜バイク旅のロマン〜

 今年もあと少しですね。
 
 一年を振り帰れば色々ある。

 素敵な出会いもあれば悲しい別れもあった年だった。


 先日久々に近所の居酒屋で飲んでいたら数年前に一度だけお会いした人と再会して言われたことがある。

 『いつもブログ読んでいますよ。』と


 いつも更新していないかと覗きに来てくれているらしい。

 極たまにしか更新しないこのブログを。


 嬉しさと共に申し訳なく思っています。

 ありがとうございます。


 やっと11月のVM三重の事を書き始めます。





 前日の搬入日の昼。

 自分は伊勢湾フェリーの乗船口にいた。


 朝6時前に川崎を出発して浜松から下道に降りて渥美半島へ向かう。

 特に浜松から浜名湖の上を通り海岸線を這うように伸びるバイパスは最高だった。


 エメラルドグリーンの海を見ながら荷物満載のハーレーでフェリーを目指して走る気持ちはバイク旅の特権。






 油と排気ガスの匂いがするフェリーにバイクを乗せる。

 懐かしい感覚。


 共に乗り合わせたVMスタッフの方々もいた。







 たまに乗るフェリーの定番であるデッキの上。

 海風とカモメの鳴き声。

 11月とは思えない温かさ。


 片道一時間のショートトリップ。

 金額は高かったが疲れた体を休ませて、何より旅感が2段階くらい上がる。






 
 三重県の鳥羽港に着き少し走っていたら天スタを見つけてしまった。

 天理スタミナラーメン、通称天スタ。


 その名の通り奈良県の名物でこの旅でも行く予定だが一応保険で食べておこう。






 ニンニクが効いた少しピリ辛なラーメン。

 地元の町中華に行きたかったがこれはこれでアリ。







 尾鷲を夕方に目指していたので多少時間には余裕が有るためできるだけ海岸線を走りたい。

 さすがにパールロードは諦めて少しショートカットはしたが伊勢志摩の海は美しかった。


 海岸線が入り組んでいて無数にある入り江には波が立たず、まるで丹後半島の舟屋の街である伊根のようだった。

 小さな造船所、牡蠣の養殖所。

 そんな時が止まったような懐かしい道をスポーツスターはヒラヒラと走ってくれる。


 自分が長年バイク出店を辞めないのはこうゆう楽しみが他の何にも変えられないからだ。


 いくら技術を磨き丁寧に物語を込めたものを作って夢とロマンの過積載と言ったって、こんな旅の中でロマンを感じられている心がなければ意味がない。






 予定通り夕方には会場に入り準備を始めた頃、アディクションズの晋平さんも到着した。

 荷物を降ろし簡単な設営を終えると空荷になったバイクで尾鷲の町中へ。

 昭和の匂いがするこんな安宿がまた好きでもある。






 近くの居酒屋に繰り出して久々の乾杯。

 地元の刺し身の盛り合わせと飲む酒は格別に美味しかった。


 ここ尾鷲は大きな火力発電所のあった街なのでそこで働く人が多かったため街の規模に対しての居酒屋の数が多い。

 今回の会場がその跡地となる訳だが、数年前になくなった発電所の影響を少しずつ少なくなってきているという居酒屋の人の話からも感じる。








 街の至る所に、この居酒屋にもVMのチラシがあって歓迎してくれた。

 当然見た目でわかったようで、VMをどれだけ楽しみにしていたか話してくれた。

 こんなVMは初めて感じた。


 僕ら出店者は当然会場を目指して場合によってはその会場しかその街を知らないままだったりする。

 せっかく遠くまで来たのにそれはとても勿体無く淋しくもある。


 だから出来るだけその街の居酒屋で酒を飲みたい。


 この後もう一軒はしご酒をした訳だが尾鷲の人たちは皆温かかった。








 翌朝空荷のバイクにビールを大量に買い込んで会場に向かう。

 朝一の地元のローカルのスーパーでの開店待ちも心躍る光景だった。








 とうとうVM三重の一日が始まります。


 その②に続く
 




 



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2023年12月17日

思い出と共に旅に出よう in 三重

 また長い事更新出来ていないブログ。

 本当に申し訳ない。

 そんなこんなでバイブスが発売となり今年も雑誌に抜かれてしまいました。

 今月のVM三重の特集とジュピアキャンプの写真には特に思い入れがあります。

 良き写真も何枚か掲載して戴けたので嬉しく思います。



 


 


 VM三重から帰ってからしばらく宿題をこなしていました。


 VMパッチキーホルダー制作。


 それを全て送り届けたのでこれからやっとブログに向き合います。



 そもそも持ち帰りで後日発送という手段の他に現地の会場で制作し手渡すつもりで準備してきましたが、当日に今年もパッチが革製だと知りました。


 昨年は革製だと知っていたので穴を開ける工具まで一式持参して向かったのですが、今年は工具も縫う物しかないため、後日発送となりました。







 

 革の色は今回3色。

 ステッチの色は10色以上。

 それぞれの気分で組み合わせる楽しみ







 
 その裏にはその人に合わせたメッセージをその場で彫る。

 この旅の事、大切な人、大事な言葉。

 何よりその場で彫ってるのを見てくれているワクワクしている目が好き。







 

 用意した数千枚のパッチは同じでも受け取った人の分だけ思い出がある。

 その中のせめて自分の作るパッチキーホルダーにはその想いを出来るだけ詰め込んであげたい。





 

 こうして毎年楽しみにしてくれている人がいてくれる。

 それこそが自分の楽しみでもあり、やり続ける事の大切さを教えてくれる。







 

 今年のパッチ以外にも去年の物なども

 これは神戸の仲間から。








 

 基本的にはキリがないのでバイブズパッチ以外は受け付けていないはずですが、どうしてもとお願いされる顔を見るとなかなか断れない。

 でもこうして喜んで連絡をくれたりする事が嬉しくて幸せな仕事だと思う。










 現地で酔っ払って破損してしまった奏も修理させてもらいました。








 
 裏には少しだけアレンジを加えて。


 これらのパッチキーホルダーはさらにその人なりの歴史を刻んで行くだろう。


 今年も作らせてくれてありがとうございました!


 思い出と共に旅に出よう!




 PS

 先日珍しいメンツで忘年会を。

 YABASTA、SUGARとVIBESのウメ。

 これからの夢などを語り合い、年甲斐なく朝まで飲んだ夜。

 やっぱり酒とは飲み交わす物









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2023年11月03日

VIBES MEETING三重の大地で待つ

 


 今週末。

 いわずと知れたVIBES MEETING三重。

 告知が遅くなってしまいましたが今年もSUGAR工房出店します。

 JUPIA以降ずっと準備を重ねて何とか今日まで持ってこれました。

 何一つやり残したことがないと思えるまで追い込んで来たので気持ちよく三重県の尾鷲の大地に坐わります。





会場のレイアウト。

今回は尾鷲マルシェという地元の出店エリアがあります。

懐かしいVM珠洲を思い出させてくれる様な光景です。

実はこのブログを書いている今はもう会場にいるのでSUGAR工房のすぐ裏なので最強の環境です。

自分も楽しみです。

地面は硬いですがペグは入ります。

逆にしっかりとしたハンマーで打てば安定します。

ただ砂埃が凄いのでブーツも商品も真っ白になってしまうかも知れません。

今回もアディクションズの晋平さんと2人、2台のバイク出店です。

隣かシャフトさんと杉中さんのバイク出店なのでバイク出店村みたいな感じになっているので逆にわかりやすいと思います。

昨夜晋平さんと尾鷲の居酒屋をハシゴしたのですが地元の人もみんなこのVMを知っていて楽しみにしている様でした。

なんか本来のVMのあるべき姿を思い出させてくれる様で嬉しくなりました。







今回もパッチのキーホルダー加工をやります。

2009年のVM柏崎から出店を始めて今回で15回目。

良き節目です。

このキーホルダー加工は翌年のVM宮崎から始めているので14年。

14年間の間で一体どれだけ作って来たのだろう。

おそらく軽く700個は超えていると思います。

全て手斬りの手縫い、手染めで歳月を積み重ねて来ました。

考えればその数の分だけその人のVMの思い出を聞かせてもらい一つ一つにその場でメッセージを彫刻して来た事。

それはかけがえのない事。

今回は黒と焦茶、ナチュラル2色の計4種類。

数はそれなりに仕込んで来ましたが今回は追加で作る予定はないのでご希望の方は早めに来て注文して下さい。

このVM尾鷲の思い出と共に旅に出よう。







KANADE〜奏〜

限定6本作りました。

焼き付けを入れた鉄のプレートに想いを刻みましょう。

その文字だけが風化して行きます。

それはもう本当に心の中で消化されたという事。








無花果〜いちじくの鈴〜

また違うアプローチからこの数だけ仕込みました。

あえて小さい音が鳴る様にした加工。

それは少人数の声や、立場の弱い人の意見に耳を傾けて行こうという物語。







こんな風に柄の様にメッセージを彫って手渡します。

3回に分けて染めているので文字の色が浮き上がって来ます。







鹿の守り神。

これもこれまでにかなりの数を作って来ました。

当然今回のも含めて一つとして同じ物は存在しない。

今回もシンプルな物からインパクトがある物まであるので楽しんで選んでください♪






樹持ち

この夏にレジン作家の方からもう一度基礎から学び更にパワーアップした物になったと思います。

是非手に取って確かめて下さい。





刻の腕輪。

これも数の話して行けばイベント自体は18年やって来たのでどれだけの刻の腕輪というバングルウォッチを作って来たのだろう。

今回もスペシャルな物を含めて少しですが作ってあります。



15回目のVM出店になりますがそれに相応しい事をやりたいと思ってこの1ヶ月走って来た。

どうぞ皆さん気をつけて来て下さい。

砂埃が舞う尾鷲の大地でお待ちしてます。















 
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2023年10月15日

JUPIA CAMP 2023②〜ありがとうの言葉〜

 


 JUPIAの夜の名物の一つKRARAベリーダンサーズ。


 こうしたバイカーズミーティングでベリーダンスを堪能できるのはほとんどない貴重な時間。

 




 KRARAさんとその教室の生徒さん達が共に舞うクライマックス。

 SNSなどを拝見して感じるのは生徒さんもいつも楽しそうで心で皆繋がっている一体感。

 それも先生であるKRARAさんの経験や9頭身の外見だけでなく心と人柄も含めた美しさによるものだろう。






 小雨の中で舞う姿はさらに幻想的だった。

 まさに華麗という言葉に似合う。


 今年も極上なステージを楽しませていただきました。

 





 ステージのショーも終わってからJUPIA CATSのアヤカちゃんが家族皆で立ち寄ってくれた。

 大切な人たちが集まり、竹さんの笛の音色、柔らかい明かりと笑い声。

 これ以上の極上な夜ってあるだろうか。







 もちろん夜のCATSのステージも大人気で盛り上がっていた。

 昼とは雰囲気も変わっていてよりセクシーで美しかった。








 前夜祭で話したが今回はユウリ君とルカちゃんの二人の子供と一緒に物作りをしようかと。

 今年のCATSは昼夜と2ステージだから子供達がもし時間を持て余していたら楽しいかなぁと事前に仕込んで来た。


 二人とも興味津々で少しだけ縫い方を教えたけど時間が遅かったので難しそうと判断。








 そんな中でアヤカちゃんが見送りでちょっと離れた隙に急遽皆で作戦を変更した。

 大切な二人の子供からの贈り物作戦に。


 初めて使う高速リューターの刃を安全な物に変えて二人共一生懸命練習したね♪

 練習があまりに楽しかったのか夢中になっていていつアヤカちゃんが帰ってこないかドキドキしたけど。



 


 それぞれに選んだ色の革と糸の色。

 これ自体がユウリ君とルカちゃんからの贈り物ではない。



 


 贈り物は裏の言葉。

 小さな手で彫った母への言葉。


 『ありがとう』

 日本語でこれ以上素敵な言葉はない。



 子供は生まれてくる親を選べない?

 悲しいニュースなどがあると聞くフレーズかも知れないが、自分はそんな事はないと思う。


 子供はちゃんと自分を一番愛してくれる親を選んで生まれて来ているよ。

 それは嬉しそうな二人の子供の表情が物語っている。

 だから『ありがとう』は本当の二人の心からの言葉。



 当然アヤカちゃんは泣き、皆で笑って作戦大成功を祝った。






 去年から毎年恒例としたSUGAR CATSの写真もありがとう!

 来年は生まれ変わった自分のバイクでまたお願いしますね。







 最後まではルカちゃんの眠気は持たなかったけど皆で記念写真。

 良い表情の写真。

 来年も楽しい事やろう♪


 




 その後はお決まりのスナックさちこ。

 相変わらずのメンバーで酒を飲み交わす楽しく長い時間。

 数年前からゴールドメンバーとなったウメちゃんはいつも途中で寝てしまう。

 でも最後の集合写真を撮るまで帰れないことを知っているから寝てしまってでも静かにその時を待つ。

 偉いな〜ww







 今年はまだまだ暗かったが強引に朝としてシメの集合写真とした。

 来年はもっと強気な姉さんを期待しています。








 最後は静香ちゃんも交えて記念写真。

 これにて今年のスナックさちこ閉店!







 翌朝近くのホテルに泊まっていた河野さんが帰りにまた立ち寄ってくれた。

 昨晩は夜遅くまでステージを満喫してとても楽しい夜だったらしいく珍しく寝坊したと。

 自分も聞いて嬉しかった。

 それもずっと相手をしてくれていたミユキさんのおかげだろう。


 ありがとうございました!


 秋田からコン君が日帰りでやってきて秋田名物いぶりがっこを皆に配ってくれた。

 いつか焼き鳥を食べに行こう♪

 ありがとう!







 さちこ姉さんには昨夜の弱気発言のお説教を。

 今年も楽しい席をありがとうございました。

 いぶりがっこ持ってるしww




 森さんがバズーカーカメラで撮ってくれた写真。

 漫才コンビのようで面白い写真だなぁ。







 昨夜の二人が一生懸命練習した痕跡が微笑ましい。

 これからもこれを見る度に思い出すだろう。



 本当に今年も楽しく幸せに包まれたJUPIA CAMPでした。








 会場を出ていつもならひさご食堂でジンギスカンと行くのですが、この夏にとうとう閉店してしまった。

 残念でならない。


 今年は平田ドライブインでわんぱくな組み合わせとした。

 こんな家庭的な街中華も良いね♪






 お腹も満たされたので石川町の温泉へ。

 数年前に来たことがあって久々に行ったら今はコロナ対策で日帰り温泉をやっていないらしい。

 そのショックの顔を見兼ねたのかご厚意で入れてくれた。

 本当に福島の人は温かい。


 今回の旅で温泉ごとにそう感じている。

 ありがとうございました!







 その後WB49の打ち上げに参加させてもらいました。

 楽し過ぎる打ち上げなので写真は皆でジンギスカンをつついてるこの一枚だけにしておきましょう♪


 そして諦めかけた時に宮城のイベントをはしごしたウメちゃんが帰ってきて合流。

 その偉さが神すぎてキリスト様として崇められた聖なる夜だったかな?


 数年前の二人で参加した打ち上げを思い出す。

 WB49の皆さん今年も本当にありがとうございました!

 お疲れ様でした!







 次の日の朝は自分達バイク2台とローアッパーの千葉さんといわきまで走った。

 途中から真夏のように暑くなり平田村の標高の高さを感じる。

 





 最後は二人で常磐道を走って帰った。

 二人では走っているけど共には走っていない絶妙な距離感が心地よい。


 去年とは違い平田村に後ろ髪を惹かれることはなかったが走りながら既に平田村が恋しかった。


 それだけ濃厚な4日間を過ごさせてもらったからだ。


 やっぱりJUPIAは最高!



 『こんにちは』と『ありがとう』の為にバイクで出店している。

 今回のJUPIAではまさにその連続でその意味をあらためて確認することが出来た。

 
 しゃがみこんで話をしてくれた方、関わってお世話になった全ての方々に感謝。

 ありがとうございました!




 早く来年のJUPIAにならないかなぁ〜♪










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2023年10月10日

JUPIA CAMP 2023①〜嬉しき再会〜

 10月になって急に肌寒くなりましたね。

 月もなかなか高く上がらなくて美しい。


 来月のVMまで一ヶ月を切ってしまった。

 その準備も気合いを入れなければならないが、その前にもっと大事なことがある。







 それがこのJUPIAのブログ。


 え?今更JUPIA?

 と思われるかも知れませんがそれがこのSUGARブログなのです。


 JUPIAでのオーダーも全部こなしたのでやっと書けます。

 大事なことは大切に時間かけてやらないとね♪


 楽しかったあの時間をもう一度味わおう。







 前日の金曜日。

 高ぶる気持ちを抑えきれなくて早めに出発。

 こうして東北道を北上するのは久しぶり。

 今回は初のスポーツスターでJUPIAへ


 厳選した荷物と出来る限りのロマンを積んで来た。







 東北道を走る時はだいたい佐野ラーメンを食べるのが決まり。

 途中那須高原の辺りは少しだけ濡れたがなんとかギリギリ雨に打たれずに走りきれた。






 会場に着くと雨だった設営を終え、カッパを着て近くの温泉へ。

 この温泉は去年ずぶ濡れになって震えている自分と正田さんをヨシチカ君が連れて行ってくれた場所。


 雨の中バイクで行くと温泉宿の方が

 『バイク入り口の屋根の下に入れな♪』

 と優しい声を掛けてくれた。

 既に心が温まっていた。



 


 その後は前夜祭。

 JUPIAを主催するWB49というクラブはこうして毎年前夜祭という席を設けて出店者をもてなしてくれる。

 これって当たり前の事じゃないからね。


 こうしてして頂いた事に感謝して皆でこのイベントを盛り上げるべくやっていきたい。

 いつもありがとうございます。






 当日はカラッと晴れて青空が広がった。

 9月の中旬というか以前7月に開催していたのを思い出すくらいの天候。


 最初のお客さんはサカモトタケシだった。

 朝一番で刻の腕輪を買いに来てくれた。


 ちなみに彼は同じ出店者で木とレジンでアクセサリーを作っている。

 自分たちはなぜか親しみを込めた上でサカモトタケシと読んでいる。






 裏には彼の屋号とSUGAR工房とのWネームを彫った。


 ありがとうサカモトタケシ!

 頑張れサカモトタケシ!







 同じくバイク出店の杉中工房の杉さん。

 初めてのJUPIAに急遽参戦することになったが前夜祭も楽しんでいたようで良かった。

 ちなみに最近カスタムしたこのローライダーは今回プチトラブルをいくつか乗り越えながら来たらしい。






 こんな明るい時間なのにステージの前に人が集まりだす。

 この目的はもちろん






 JUPIA CATS登場!

 今回は特別に昼と夜の2ステージ。

 昼と夜では衣装もやることも変えてくるらしいです。


 この昼は雨のJUPIAにふさわしく最後に水鉄砲サービスがあったな♪

 人を楽しませるこんな事を考えている辺も素晴らしい。






 JUPIA CATSの人気が衰えないのはセクシーと何処となく感じるローカル感。

 勘違いして欲しくないのはここでいうローカル感は素人感とは決して違う。

 彼女らはこの日咲くように日々己を磨き、自らスタジオを借りてまで練習を重ねているという。

 まさに華のあるエンターテイナーである。

 それでいてローカル感を感じるのは地元愛とこのJUPIAを愛し共に作り上げている気持ちがあるからだと思う。


 


 
 この春にVIBESの取材をさせてもらった河野さんが走ってきてくれた。

 ウメちゃんと3人で久々の再会を喜んだ。

 80歳の現役のバイカー。

 今回は近くに宿を取ってゆっくり楽しむ予定らしい。







 そこに竹さんも加わり楽しい話に彩りを添える。

 良き写真を撮ってもらった。





 東北パワーミーティングの主催者。

 ありがたいことにあれからずっと必ず顔を出してくれる。

 それだけでも嬉しいのに今年は病気を克服したと報告に来てくれた。


 この夏の出来事があったので心により刺さった。






 群馬からはタカパンさん。

 今回は美人の自慢娘と一緒に。

 いつもありがとうございます。





 そして写真を取り忘れてしまったけどあんちゃんも来てくれました。

 一時期生死の境をさまよっていると聞いた時はどうしようと思った事もある。

 このJUPIAに連れて来てもらったのはあんちゃんのおかげ。


 病気を乗り越えてしかもバイクに乗って走ってきたあんちゃんの姿を見た時に感動して言葉に詰まった。


 とにかく嬉しかった。





 そんな再会を喜んだり、合間にステージを見に行ったりしていると時間はあっという間に過ぎてしまう。

 明かりを付けて散りばめたキャンドルに火を灯す。

 SUGAR工房キャンドルナイトが始まる。


 一人店番をして写っているのは佐渡ヶ島から走ってきてくれた松田君。






 隣には杉さんのブース。

 いつもはシャフトの本間さんと二人だけど、今回は一人でMOTORCYCLE HOBOですね。







 少し夜が深くなってくると竹さんが自作の笛を吹いてくれる。

 皆でその音色に耳を傾ける優しい時間。






 松田君にヒルちゃんにジャックもいい表情だ。

 こんな雰囲気を大切にしたい。

 だからこれからも変わらずバイクで出店するんだな。






 そして嬉しい再会は続く。

 難病であるALSと戦っているトニーさんが来てくれました。

 SNSでは様子を伺っているもののこうして会うのは福島ラバーズ以来かも知れない。


 『SUGARの時計が欲しくて来た。』

 と言って一つ選んでくれました。


 購入してくれた事はもちろん嬉しいけど、圧倒的にそれ以上にまた会えたことが嬉しい。

 いつも勇気とパワーをもらっているとか言うけどそれはこちらのセリフです。


 確かに早く歩くことも言葉もハキハキとは喋れなくなってしまったかも知れないけど、ちゃんと会話できるし何より心にしっかり届いていますよ。


 ありがとうございました!

 また必ず再会しましょう!



 この長い幸せな夜の話はまた次のブログで長く伝えますのでお楽しみに♪

 
 ②に続く






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2023年09月27日

TRUST★ ONE〜信じる道は一つ〜

 JUPIAが終わって一週間ちょっと。

 その全てが最高過ぎて完全なるジュピアロス。

 JUPIAの事で書きたいことは山ほどあるけれどそれは次回から大切に書いていこうと思いますのでお楽しみに♪


 もう9月も終わりかけているけどまだ夏の匂いがする内にどうしても書き残しておきたい事がある。

 それはこの夏の出来事だ。






 大原信一郎。

 世田谷のバイク屋TRUST★ONE

 この夏の8月8日に77歳で亡くなってしまった。


 もう20年以上の付き合いになる。

 その間の思い出についてはとても書ききれないし、それでいいと思っている。


 でもそれは自分と大原さんの事に限らず誰でも20年以上心の根底で付き合っていたらそうだろう。

 
 それでもハッキリ言えることは自分にとっては実の親父以上に怒られ、励まされ、共に走り、共に泣き、大笑いし、数え切れないほど酒を飲み交わした。

 バイクの事はもちろん人生を教えてくれた人。





 バイクがバックできないようにいつもロケットの様に前にしか進まない。

 クヨクヨと後ろを振り返ること無く。


 『だってしょうがねーじゃねーか!』

 『知らねーよ!そんなこと!』
 
 そんな口癖の語尾にはいつもガハハハと豪快な笑い声が続く。








 気がつけばいつもそんな後ろ姿を追いかけていた。

 常に豪快で自由に行動をする後ろ姿と言葉には必ず大きな愛と優しさがあった。

 自分の事は二の次にして人のことばかり心配する。





 Shovelを買ってまだビクビクしていた気持ちを日常の足の様に思わせてくれたのも大原さん。

 同時にハーレーをハーレーしてだけではなくオートバイとしての厳しさをも叩き込んでくれた。


 この背中を追いかけていなければ今こんな自由にShovelで出店旅は出来ていなかった。






 20年以上共に走っていると当然自分たちもあの平和な時代を過ごしてきた。

 毎年冬には山中湖の寂れた民宿でバイク屋の忘年会をやっていた頃は途中の酒蔵で濁り酒を5~6人で3升買っても民宿に着く頃には1升しか残っていないなんて事が普通の時代。

 その中でも筆頭に無茶苦茶なバイク乗りだったな。





 数年前に癌に侵されたと聞いた時の悲しみ。

 それが発覚する少し前に大原さんはチョコという名の猟犬を家族として迎え入れていた。


 最初の長い入院から戻ってきた時は皆で集まり嬉しくて泣いた。



 



 『チョコの為にも10年後に必ず手渡しで返してくれないか?』

 という約束で貸したヤバスタの想いも詰まったチマヨベスト。


 まだまだ返して欲しくなかったけどこの夏に戻ってきてしまった。

 じゃあしょ~うがないから共に旅に連れて行ってその集落ごとの風を嗅がせてやるかな。


 誰よりも海岸線をバイクで走るのが好きだったから浜風が良いね♪







 朝夕の散歩はもちろん店でバイクを直している時も寝る時も片時も側を離れなかった甘やかしまくられたチョコ。

 コイツはもう受け入れることが出来ただろうか。


 俺はこのブログを書いていると言うことはやっと前を向けているよ。







 幸いな事にチョコは兄弟を飼っている同じバイク乗りの佐野君がすぐに引き取りに来てくれた。

 これで俺たちも一安心だった。


 この時には葬儀の日にちも決まっていて斎場が混んでいるために少し先になると。








 話は変わるようだがその間JOHNNYさんと男二人旅で佐渡ヶ島へ渡った。

 今だから言えるが亡くなった直後は中止さえ考えた。


 いつも佐渡ヶ島から東京の小岩まで来てくれる漢に今度はこちらから逢いに行きたい。

 そのJOHNNYさんの想いは 

 『逢いたい人には逢いたいと思うその時に逢いに行く』


 それは大原さんの事とでリンクしていた。


 何よりも人の事は気にするくせに自分の為に仲間が何かを我慢する事を誰よりも嫌い人だからだ。

 やりたい事ややるべき事をやって笑っていなければまた怒られるのだろう。






 最後のフェリーターミナルでの別れと再会の誓い。

 毎回これには弱くセンチメンタルな気持ちになる。


 帰りの新幹線の中でこの大原さんの出来事を聞いてもらった。

 それを含めてこの旅の全てが最高だった。


 そしてこんな時だからこそより一層心から共に旅が出来て良かったと感じたし確信した。


 ありがとうございました!



 



 葬儀にはモリヤンが撮った旅の写真がたくさん飾られた。

 それぞれが数枚ずつもらって最後は寂しくならないように花と共に棺の中に敷き詰めた。

 まぁ豪快な割にはさみしがりな男だしね。


 自分も頂いてパネルにして一生飾っておくことにした。

 

 その思い出と一緒に天に登った告別式が8月19日


 その日にみんな気がついたのだけど偶然にもバイクの日だった。

 亡くなる3日前までスパナを握り、最後の最後までバイク屋。


 きっと空から

 『77歳で8月8日で末広がりだな!最後はバイクの日って俺はとことんバイク乗りだったな!』

 って笑っている。


 もちろん語尾にはガハハ!豪快な笑い声が続く


 そう噂しながら皆で空を見上げて泣きながら大笑いしたよ。



 


 今月号のVIBESの巻頭にはモリヤンが撮った大きな背中の写真と同じくモリヤンが書いてくれたコラムが掲載されている。

 やっと立ち直れてきたと思ったら素敵なコラムでまたこみ上げてきた。

 これを載せたいと思ってくれたウメちゃんにも感謝。


 このブログで使わせてもらっている写真もほとんどがモリヤン。

 長く一緒にいていつでも逢えると思っていると逆に撮らないもんなんだなって反省した。
 
 
 あらためて写真って素敵で大事。

 モリヤンありがとうございます。

 
 


 走る行き先もゴールも決めないロケットのような大男。

 当然そんな人は終活などするはずもなく、事故で預けていた自分のShovelもフレーム修正が終わったままで止まったまま。


 誰に伝言するわけでもなく、何かメモでも書き残した事も一切ないww


 まったく〜この猛暑の真っ只中で喪服着させられるわ〜バイク何にも残してないわで〜


 大原さんらしいわwwwww







 でも安心して。

 チョコはジャムと昔からそこに住んでいたかのように楽しくやっていたよ。

 また様子見に行ってあげるからさ♪





 事故の際も相手保険会社からも必死に守ってくれたShovelは一生乗り続けるよ。

 
 そして前だけ見て強く生きるよ。


 貴方が教えてくれたTRUST★ONE


 大原信一郎


 その名の通り。


 信じる道は一つだった



 また共に酒が飲める気がしてならない。

 多摩川を渡れば当たり前にいるとしか思えない。

 
 駄目だ。

 やっぱりもう少し時間が必要だね。


 でもこれからも共に走る事は出来る。


 

 世界一大きな背中だった。

 
 さようならは似合わないから言わない。


 大原さん。

 ありがとうございました!!!!







 このブログを親愛なる 故大原信一郎 に捧ぐ


 2023年 9月 27日  SUGAR  


Posted by SUGAR工房 at 03:41Comments(0)LIFE

2023年09月12日

JUPIA CAMP 2023~平田村の大地で会いましょう~




 今年もやって来たこの季節。

 去年の帰り道から一年間楽しみにしてた位のイベント。


 JUPIA CAMP 2023

 言わずと知れたジュピアキャンプ。

 今週末の9月16日、17日


 場所はいつものジュピアランドひらた


 


 VM含めて年間さまざまなイベントに出店していますが、自分はダントツこのJUPIA CAMPが一番好き。

 場所、雰囲気はもちろんですが、人を楽しませようとするイベント自体の完成度。


 ジュピアキャッツやKRARAベリーダンスを筆頭に全てのステージが熱くて楽しい。

 それでいて温もりや親しみを感じるステージ。


 そして何よりもスタッフを始め、共演者、参加者の人柄だろう。







 今年は何とジュピアキャッツは2回??

 これはスペシャルですね!

 参加される方は早めに来た方が良いですよ~







 去年やらせて頂いた雰囲気。

 この木の下は最高だったな~♪


 今年はシャベルが修理中なのでスポーツスターに夢とロマンを積んで行きます。



 



 夜はいつもの様にキャンドルを焚いて酒を飲み交わしましょう。

 ここでしか会えない人、ここでしか味わえない幸せな時間。


 その全てが楽しみでならない。

 




 
 自分もまだやる事があるけど、この日を楽しみにやるべき事をやって来たつもり。

 後は最終仕上げと確認しながら旅の準備を始めよう!


 佐渡ヶ島からも参加してくれるらしいので気合いも入る。



 


 このJUPIA CAMPがそうであるように、自分もこのイベントを楽しみにしている一人ではあるが何よりそんな人達を楽しませる側だと思っている。

 もちろん商売であり出店者であるが演者の一人でありたい。


 『やっぱりJUPIAだよな~』 って声を聞くと、スタッフじゃないのに嬉しく思ったりする。


 
 だから今年も華坐の精神で変わらず地べたで待っています。


 今年も平田村の大地で皆さんと会えるのを楽しみにしています。

 

  PS

 今年のJUPIAの夜も長いよ~。  


Posted by SUGAR工房 at 02:24Comments(2)出店&イベント

2023年08月28日

飛騨高山チョッパーキャンプ~飛騨人の心~

 8月もそろそろ終わりが近づいている。

 いろんな事があったな。

 忘れられない夏になりそうだ。

 今まで以上に空を見上げる事が多くなりそうだ。


 少しずつ頭と心を整理して大切に書いて行こうと思う。

 


 


 今回は先日出店して来た飛騨高山チョッパーキャンプの話を。

 写真を見てわかるようにとにかくロケーションは最高だった。


 飛騨高山を誇りに思う人が作り上げるまさに地元愛溢れるミーティングでした。




 


 旅の最初の休憩は新東名の沼津サービスエリア。

 ん?新東名?

 普通に向かえば中央道で松本経由なのだが、行きも帰りも同じ道ではつまらない。

 しかも会場に向かう行きこそは遠回りでもいろんな景色を見てその感情と共に向かいたい。


 



 愛知県の新城という所で降りてそこからのどかな山道を走る。

 こんな時はどうもSAじゃなくて道端にあるローカルな定食屋か街中華に滑り込みたい。


 そう思うとなかなか無いのが旅のアルアルで、完全に昼時間を逃してしまう。

 それにスポーツスターは山道も軽くスイスイ走れてしまうので気持ち良くなってしまう。


 そんな中で立ち止った田園風景。

 見慣れた人には普通の光景でも旅に出ると感受性200%になるので特別な景色になる。



 

 岐阜県の恵那市という大きな街に入り、地元の方に教えてもらったラーメン屋に辿り着く。

 あきん亭のあきんラーメン。

 やはり地元のお勧めは間違いない。


 今は事前に何でも調べられる時代。

 評価や口コミを参考にするのももちろんアリ。


 でもタクシーの運転手や人から直接聞いたり、旅先で出会った場所を楽しむ方が自分にはしっくりくる。

 
 ってのんびりしていたら温泉の時間を思い出して少し旅路を急がせて高山市を目指す。



 



 前日の金曜日の夕方には会場に入り、ゆっくり温泉に浸かってから前夜祭を楽しんだ。

 翌朝も天気は良くて暑い中出店準備。


 日向の焼けるような暑さは東京とさほど変わらない感じだけど、日陰に入るとまるで違う。

 空気がカラっとしている為過ごしやすい。


 さすがスキー場だな。



 


 いつもの地べたスタイル。

 少しずつバイクが集まって来る。


 特別大きなイベントではないが、毎年この場所が好きな人達が集まる。

 今回2度目の出店でその理由がわかったような気がした。



 


 愛知からヒデさんが来てくれた。

 こうして遠く離れた会場で会えるのは特別な気持ちになる。


 岐阜県の名物である明宝ハムをお土産にもらったがこれが酒のつまみに最高だった。



 


 いろんな物語を凝縮して刻ませて頂いた無花果を。

 ヒデさんいつもありがとうございます!!


 


 飛騨に吹く風は爽やかで心地良い。

 そんな大地に坐わり、ビールを飲みながらしゃがみ込んでくれる人と話す時間。

 セージと煙草の煙が合わさればそれで満足。


 唯一気になるのは夏のスキー場に定番のブヨに気を付ける事かな。
 

 正面に見える巨大なキャンプファイヤーはこのイベントの夜のお楽しみ。



 


 突然のスコール。

 さすが山の天気は変わりやすい。


 タープの張り方をどうやら間違えた様でずぶ濡れになってしまった。



 


 でもこんな雨上がりの幻想的な夕暮れを見てしまうと全て許せてしまう。

 歩いてすぐに温泉があるのでとても快適。


 昼にたくさん汗かいて温泉入って風呂上りにキンキンのビールを流し込む。

 こんな事が出来るのはここくらいじゃないかな♪


 


 キャンプファイヤーに火が灯って人が集まりだす。

 自分もランタンとキャンドルに火を入れる。


 このイベントはバイクの横にテントが張れる。

 バイク乗りにとってこれほど良い環境はないだろう。


 逆に自分のバイク出店も参加者のテントに馴染んでしまってたww

 なのでいつもよりキャンドルも増やして明るめに。



 


 暗くなるとより良い雰囲気なキャンドルナイトに。

 キャンプファイヤーの音が良いBGMとなって酒が進む。


 正直忙しくはなかったけどこの雰囲気を目に留めてくれてしゃがみ込んでくれる人と濃い話が出来た。





 
 決まって言う一言目

 『あの~ココお店ですか?』


 まぁそれもまた楽しかったりするww





 

 
 夜になると上着を一枚羽織らないと肌寒い。

 
 前夜祭の時にスタッフの人達との会話を思い出していた。

 このキャンプファイヤーの話や、長く続けて来たこのイベントの話。


 歴史、風土、立地、食べ物の話も含めてこの飛騨高山は特別な場所であるという事。


 何よりそれを話す皆さんの顔が誇り高くて飛騨人の心を強く感じた。

 だからこそ皆で支え合い、心意気高き周りの人に支えられて今年もここにいる。


 来年もまたこの場所に来たいと思わせてくれる。

 色々ご馳走になり、温かく迎えてくれてありがとうございました。




 


 次の日は平湯温泉、上高地を抜けて夏の山道を楽しむ。


 団体の外国人観光客を見ていると、長かったコロナ期間が終わった事を感じて嬉しくなった。


 昼は出店仲間の塩田君に教えてもらった松本市の 『麵屋一』へ

 真面目なのでキチンと教えてもらった通りに注文した。


 やはり地元の人のお勧めは間違いないと痛感。


 帰りに振り分けのサイドバックがちぎれそうになったりテールランプが割れたりのプチトラブルもあったけどまぁこれも旅。


 とにかく久々の出店旅は最高だった。

 購入してくれた方はもちろんの事、しゃがみ込んでくれた全ての方々、スタッフの皆さんありがとうございました。


 
 



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2023年07月28日

飛騨高山チョッパーキャンプに出店します。

 またもや久しぶりの更新でスイマセン。

 すっかり7月になってしまって梅雨も明けて夏本番。

 と、言いたい所ですがさすがに暑すぎてハーレーに乗るのも躊躇します。



 現在まだ自分のシャベルは修理中ですが、そんな自分のリハビリも兼ねて久しぶりに出店する為に準備を進めて来ました。







 8月5,6日に岐阜県の飛騨高山で行われます 『飛騨高山チョッパーキャンプ』

 朴の木平スキー場


 もう長く続いているミーティングです。


 実は12年前に一度出店しましたが、久しぶりに今年出店させて頂きます。


 12年前か・・・

 当然自分もその分歳を取った訳だけど、出店の内容や雰囲気も磨き上げて来た。


 そして場所的にもあまり出店して来た事がない地域なので等身大のSUGAR工房を試してみようと思う。


 




 今回も修理中のシャベルに変わりスポーツスターで向かいます。

 そんなに荷物は積めないのである程度厳選してコンパクトに出店するつもりです。


 道中は暑いだろうけど小回りの利くバイクなので山道を寄り道しながら走るのは楽しみでならない。


 



 今回はワイルド村みたいにこんな丸太のテーブルはないからいつも通り地べたでこじんまりと。


 セージの葉でも焚いてキャンドルナイトの灯りに包まれて大地に坐す。


 スキー場だけあって標高も高いのでそれなりに過ごしやすいと思います。






 そしてこのイベントの最大の特徴とも言える巨大キャンプファイヤー。

 この写真は12年前に出店した時に自分が撮ったものだけどこの時の迫力は壮大でした。


 




 公式SNSを見るともう既に今年のキャンプファイヤーも作り始めているそうです。

 テントの横にバイクも置けるので日に照らされたバイクを見ながら酒を飲み交わしたら最高ですね♪


 それともう一つのポイントは温泉。

 会場から歩いて一分。

 というかスキー場併設のホテルの日帰り温泉に入れるので汗をかいた夏の走りには最高すぎるロケーションです。


 道中旅を楽しみながら飛騨高山の大地でお待ちしています。





 PS  

 風呂と言えば大好きなのが銭湯。

 昭和の良き文化と人情がしっかり残る貴重な場所。


 人と生きる為の大事な事は銭湯が教えてくれると思うので子供の教育にも。 


 そんな先日あまりの暑さに 『ナイトプールだ!!』とはしゃいで水風呂に浸かりまくって現在夏風邪中ww




  

 一軒でも多く末永く生き残っていて欲しいな。






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2023年06月13日

走り続ける者からのメッセージ〜花と蕾〜

 先日のBlogのVIBESが発売されました。

 早速読んで頂いた方々から多くの連絡頂きありがとうございました。


 5月の中旬の話。

 その時発売中のVIBESの特集を読んだ。

 ウメちゃんと古川さんという方が走る特集。

 その内容を読んだ時に今回の河野さんの話に繋がってると感じた。

 すぐに連絡すると彼も同じ事を感じてくれた。



 そして偶然にもその特集の写真を撮ったのは佐渡ヶ島バイブレーションズで共にしたヤッシーだった。

 迫力があって見覚えのある温もりを感じた写真だった。








 ずっとやりたいと話していた事だが突然決まった河野さんの特集。

 失礼ながら突然に連絡をして自分とウメちゃん、カメラマンの小林さんと3台のバイクで常磐道を北上する事となる。






 まずは腹ごしらえとやきかつ太郎へギリギリで滑り込む。


 ウメちゃんとは以前JUPIAの帰りに来た事はあるが小林さんは初めて。






 ここのトンカツはニンニク醤油をたっぷりかけて食べる物。

 これから取材なのに失礼なのはわかっているけど、せっかくいわきに来たならね・・・


 事前に河野さんには 『すいませんがニンニク臭い3人で行きます。』 と伝えといたからまぁ安心か。







 爆走の疲れかついのんびりしてしまって15時前に到着。


 着いて先ずはゆっくり打ち合わせをしようと思ったが、気を使ってくれて17時半に近所の寿司屋の予約をしてくれているという。

 挨拶もそこそこにして早速撮影に入る事にした。

 ずっと大切に守って来た工場。


 でもそれ以上に守って来た物は品質と取り引き先の人との繋がりなのだろう。

 80歳で現役で仕事をしている事も凄い事だけど、それだけ河野さんを信用している人がいるって事である。






 VIBESはバイク雑誌である。

 でもただのバイク雑誌ならばこんなシーンの撮影は必要ないだろう。


 VIBESはそのバイクに乗る人に焦点を当てたライフマガジンである。


 だからその人を知る為にトコトン膝を突き合わせなければ生き様は書けない。


とにかく手を真っ黒にして機械を操る年季の入った職人の手は格好良かった。






 
 そんな仕事風景や夫婦の光景をシャッターに収めて行く小林さん。


 当たり前かも知れないがやはりプロカメラマンは生粋の職人である事も間違いない。






 近くの河野さんセレクトの道で撮影。

 思い出のスプリンガーを走らせる後ろ姿にはグッと来るものがある。


 田んぼと小さな小川の細い道で力強いはずのVツインの鼓動が優しく聞こえていた。



 



 河野さんは他にも用途に合わせてハーレーを所有しているが、ずっと長旅の相棒のロードグライドは10万キロを超えている。

 聞けば一度北海道を旅するもんなら3500キロ走って来てしまうという。

 しかも目一杯仕事をしてGWやお盆休みといった限られた期間の中である事も驚く。


 そしてどのバイクも甲乙つけがたいのはもちろんだけど、特に思い入れが深いのがこのスプリンガーだろう。

 
 その物語は以前ブログに書かせてもらったので詳しくは下記のリンクから読んでみて下さい。

 
 https://sugarkoubou.hama1.jp/e1295444.html

 『東北パワーミーティング〜再会〜』



 


 今日の撮影も終わり、河野さん行きつけの寿司屋へ。

 大将の人柄も地魚の絶品寿司も最高だった。


 奥さんを含めて5人でカウンターに座り酒を飲み交わしながら色んな話を聞かせてもらった。


 それを聞き逃さない様に必死にメモを取りながらウメちゃんはクシャクシャな顔で笑っていた。


 そんな光景を見ていて自分は嬉しかった。


 数年前に佐渡ヶ島で感じた事と同じだ。


 こんな時間を共有できたからこそこの特集が出来上がったんだと心から思う。






 翌朝河野さんのトレーニングの写真を撮らせてもらい、岬から皆で海を見渡した。


 毎朝のトレーニングを含めて河野さんの人生を一番見てきて知っているのはこの太平洋の海なのかも知れない。

 この日吹いていた強めな浜風が伝えていた。


 最後に奥さんが撮ってくれた記念写真。

 独特の手法により自然体で皆が笑っている素敵な写真です。



 


 
 佐渡ヶ島バイブレーションズでも痛感したけど雑誌作りはとても地道な物作りだと思う。

 自分も河野さんも物作りの職人であるが、ウメちゃんのVIBESも同じ。


 例えるならば雑誌は花だと思う。。

 どれだけ素晴らしい物を作っても来月にはこの特集は本屋には並ばない宿命。

 その儚さも含めて価値があり、開花している今に心が躍る。

 そしてまた来月に新しい花を咲かせなければならない。


 




 
 一年に一度咲く桜は蕾を付けただけでも人は喜び、満開の時はもちろん葉桜になって枯れた後も桜の存在であり続ける。

 現に今回も河野さんが家の裏の丘が春には桜色に染まると嬉しそうに言っていた。


 だからこの雑誌も手にして心を動かされた人にはそんな特別な物になるだろう。

 いや、なって欲しいと心から願う。


 今回新たに感じた事はその花が咲く為の蕾は、人との繋がりなんだと。


 バイクに乗った事、フェリーで会った事全てが奇跡であってきっかけであり育んできた蕾。

 当然全ての出会いがそうなる事はなく心ありきの事。


 人に自慢できるほど多くなくていいからそんな蕾をしっかり大切に出来る男でありたい。







 正直誰かが生きた80年間の人生の軌跡を正直8ページにする事は誰にも出来ない。

 例え80年間で無くとも誰であっても8ページで全部言葉で細かく書いても全てを伝えるのは不可能。


 でも自分達が感じ取った80年間を厳選した写真と言葉に託す事は出来たと思う。

 意味深く含ませながら心に正直に凝縮した8ページ。


当然主人公の河野さんの為でもあるし、VIBESの為でもあるが、それを読む私達の為にも。

 労いと感謝の気持ちと共に今を突っ走っていなければならない自分世代達への応援歌でもある。



 2023年7月号 vol357 VIBES

 『BORN TO RUN~Final Episode』 特集


 是非手に取って心に届いて欲しいと願う。



 
 最後に河野さん夫婦、VIBES編集部、VIBESウメちゃん、小林さん。

 ありがとうございました!!


 また酒飲みながら旅の話をしましょう!


 
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2023年06月08日

今月のVIBES特集の取材 ~笑顔を超える笑顔~

 もうすぐ関東も梅雨入りかと言われている6月の初めの貴重な晴れ間。

 相変わらず久々の更新となります。


 5月はGWの出店を始め慌ただしく駆け抜けた一か月だった。

 でも心は満たされていた。

 まぁそんな生き方を自分で選んでしまうのだからそれも悪くない。



 そんな5月の末にバイブズマガジンの取材で福島県まで走って来た。

 





 ずっとバイブズの誌面にて伝えたかった河野さんの物語。

 詳しい内容は11日に雑誌が発売されてから書きたいと思いますが、恥ずかしながら自分も今回想いを書かせて頂きました。


 この河野さんとのツーショットの写真。

 これはオフショットで掲載されませんが大切な写真。



 自分とウメちゃん、そしてカメラマンの小林さんと3台のバイクで福島まで走った。

 福島に着いた頃には小林さんと今日初めて会った気がしない感覚だった。


 それは第一印象から感じていたが、共に走る事で会話を交わしていたのだろう。

 言葉を超える会話があるのがバイク乗りの特権なのかも知れない。


 そんなカメラマンの小林さんが撮ってくれたこの写真。

 全開の笑顔の写真なのはそんな笑顔を導けるカメラマンだからだ。


 自分はカメラや写真には詳しくないが、技術や機材も大切だがそれだけじゃない。


 カメラを構える人に心があり、その心が通じ合える事。

 それはちょっとしたお互いの気遣いや声掛けだったりするのだろう。

 するとこんな笑顔を超える笑顔の写真となるんだと強く感じました。
 
 

 


 これも河野さんの家に泊まらせて頂いて次の日の海岸で撮ってもらったオフショットの写真。

 意外とこの二人での写真は珍しいので貴重だったりする。


 早朝に海岸でトレーニングをする河野さんの撮影はこの取材の大きな軸となる目標だった。



 80年間の河野さんの生き様と愛の物語。


 それを素敵な写真と共に想いを込めて凝縮して8ページに詰め込んであります。

 



 一人でも多くの人の心に届いて欲しい。

 6月11日。

 是非書店で手にして隅々まで読んでもらえたら嬉しく思います。



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2023年05月08日

JOY CAMP 1st〜あの森の温もりを〜

 GW終わってしまいましたね。

 色んな事があってバタバタしてましたが、そんな事がいつもの自分で嫌いじゃなかったりする。


 大切な奇跡もいくつかありました。

 でも己の考え方次第。



 先日のJOY CAMP 1stの話


 



 久しぶりのワイルド村で木漏れ日の中で出店させて頂きました。


 あれ?

 今回は地べたじゃないの?

 しまいにはこのテーブルも積んできたんですか?

 と本気で聞いてくる人もいました。



 まぁそんな訳無いですよねww

 今回ご厚意で会場にあった丸太のテーブルを貸して頂きました。


 なかなか新鮮な眺めでした。







 少し不安だったスポーツスターの積載も荷物を厳選してうまくまとまりました。

 積載をしても安定していてFLHに比べると驚くほど軽いので快適でした。


 スポーツスターってやっぱり素晴らしいバイク。

 ハーレーという以前にオートバイを教えてくれる。



 



 埼玉の日高市なので高速に乗れば1時間ほどで着く。

 ただし時は人民大移動のGW。

 果てしなく続く車の間を抜けながらつくづくバイク乗りで良かったと思う時。


 懐かしい森の香り。

 優しい土の温もり。


 どれだけこの地を大切にしてきたかがわかる。







 先程書いた丸太のテーブル。

 自由に使って良いよ♪の言葉に甘えて使ってみましたがたまにはこんな景色も良いもんだ。


 いつもより店っぽく見えるしww


 今回テントは新調したワンタッチでしたが使い勝手も良くてめんどくさがりの自分には最高だね。







 抜けるような青い空。

 鮮やかな森の緑とのコントラスト。


 木と一緒に光合成できそうな心地の良さ。

 これがワイルド村。






 出店は殿の古着屋さん。

 ずっとお互いに顔は知っていたけど今回始めて色んな話が出来ました。

 話が面白くて一気にファンになりました。


 その隣が革細工のFLOWさん

 夜はこの店の中で久々にお会いできたTJ夫婦とみんなで酒を飲んで大いに笑った。








 トルクレザーの八田君も子供を連れて出店。

 実は八田くんとは出店の回数こそ違うけど出店は同期。


 いつも新しい切り口を考えている八田君を見ていると勇気づけられるし嬉しくなる。

 いつもありがとう!







 唯一の飲食店のモークスカフェ。

 小野っ子さんとの付き合いは更に長く自分が10代の頃からだからもうどのくらいだろうか。


 バイク出店では食料もろくに積めないから小野っ子さんがいてくれるだけでお腹的にも気持ち的にも安心する。







 そしていつものステージ。

 今回はライブなどのイベントこそはやらないがこのステージは想い出深い。


 耳を澄ませはケンさんの豪快な笑い声が聞こえてきそうだった。







 そして木々の間にテントを張っているバイカー達。

 間違いなく皆この森を愛する心広き人達。


 もちろん一番の主役は自分達では無くてここに集まる参加者のバイカーである。


 自分達はそんなきっかけやお楽しみとした存在の中で商売をさせてもらっている事。

 それが自分の中では大切な事。


 FLHじゃなくてもバイクで来る意味も大きくはそこに通じている。







 ちょうどこの日が行MCのTAKEさんの誕生日。

 MCの仲間から赤い無花果をサプライズでプレゼントとなった。


 この幸せな時間の表現は言葉では表せない。

 とにかく全てが最高だったんだという事。








 森が薄暗くなるとキャンドルに火を灯す。

 時の流れは止まるような感覚を皆で共有する。


 今回はガソリンランタンこそ断念したが積載量が減っても夢とロマンは無限大に積めるってことだ。


 訪れてくれる人と飲み交わす酒は極上となる。







 そんな中でのオセロの対決。

 顔まで白黒のオセロマンが来てたかどうかはこの場にいた人の秘密。


 泣きながら片付けている様子を見るとおそらく彼に打ちのめされたのだろう。







 この灯りの中で話す言葉はお互いに柔らかく心に染み渡る。

 色んな人の物語を聞かせてもらい信じられないような奇跡もあった。


 そして多くの人が手にしてくれて喜んでくれた。

 ありがとうございました!








 以前のワイルドスピリッツミーティングと比べると参加者も出店も少ない。

 でも逆にSNSの告知だけでこれだけの人が集まるって事の方が凄い事。


 もっと言えばそれはSNSの力と言うよりも主催者のコーゾーさんとマークさんの努力と人徳によるものだろう。


 そして主催者、参加者、出店者を含め全てがこの森を愛して集まった事。


 だから温もりあふれるミーティングとなり皆笑顔だった。


 皆さんありがとうございました!


 また来年もこの森で会いましょう!








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Posted by SUGAR工房 at 02:43Comments(0)出店&イベント

2023年05月03日

JOY CAMP 1st に出店します。

 5月の大型連休の真ん中。

 世の中が高揚感に満ちている感じは好き。


 長かったコロナが明けて普通の日常のありがたみをつくづく感じる。



 そして先月の秩父ミーティング。

 ご存知の方も多いと思いますが、会場を目前にしてアクシデントがあり辿り着くことが出来ませんでした。


 あらためて関係者の方々や再会を楽しみにしてくれていた皆さん。

 申し訳ございません。


 そして心配してくださってありがとうございました!





 



 この連休の3日、4日行われますJOY CAMPに出店させて頂く事になりました。

 場所は埼玉県日高市のワイルド村。

 あのワイルドスピリッツミーティングの森です。


 ケンさんが亡くなってからワイルド村に初めて足を踏み入れます。

 ワイルドスピリッツよりは小規模ですが、同じ時期にミーティングとしてまた土の上に坐れる事は考え深く嬉しい。





 毎年2月位になるとケンさんから電話が掛かって来て自分を誘ってくれた。

 温かく豪快な人だった。

 その思い出が眠るこの地で意思を受け継ぎ新たなミーティングが行われる。


 秩父ミーティングの時に出店について聞こうと思っていたのだが…叶わず


 身体の回復具合を見てから急遽申し込みさせて頂きました。







 秩父に向かう際の飯能あたりでの写真。

 現在このシャベルは修理中で夏以降になりそうですが必ず復活させます。


 
 



 なので今回はこのスポーツスターで。

 FLHに比べると同じ積載量は厳しいので最小限の荷物で。


 もちろん夢とロマンは無限に積めます。



 しばらくはコイツで走り回ることになりそうです。








 以前旅をした時の振り分けバッグとキャリアを改造して積載量を確保。


 バイク屋の親父に言われました。

 『こんな時こそワーゲンで良いじゃねーかよ!』


 言われるまで全くその発想すらありませんでしたww


 でもまだその選択肢は必要なさそうですね♪




 


 例年通り同時期に群馬で行われるコヨーテミーティング。

 出店数や規模を考えれば断然コヨーテでしょう。


 でもキャンプするロケーションやロマンを求める人はワイルド村に走ってくるのだろう。


 逆にキャンプを楽しみコアで濃い人達とまたあの森でゆっくりと酒を飲み交わせる事が出来る楽しみ。



 とりあえず仮復活したSUGAR工房。

 奇跡のお土産話を用意して5月の3日、4日埼玉県の日高の大地でお待ちしています。


 JOY CAMPの関係者の皆様どうぞよろしくお願いします。
 




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Posted by SUGAR工房 at 01:22Comments(0)出店&イベント

2023年04月12日

秩父ミーティングFINALに出店します。

 



 今週末の4月15,16日の二日間は秩父ミーティング。

 本当はとっくにFINALだったはずですがコロナの影響でそれが叶わずに今回ついにFINALとなります。


 旧ドラゴンウェーブ、秩父ミーティング共に関東のミーティングの一発目とされていたイベントです。

 自分もドラゴンウェーブのプールサイドから出店が始まったので、もうあのミューズパークの丘に登るのは何回目だろうか?


 急な坂を登りきった時に現れる桜道とあの高揚感。

 今回はいろんな事を思いながら出店させてもらいます。
 






 もちろんここに合わせて仕込みました。

 前回のブログで書いた鹿の守り神。

 タイミングを見ながら少しずつ並べて行くのでお好みのを見つけてください。







 少しですが無花果もあります。

 形などは変わりませんが使っているパーツやコーティングのやり方などを変化させています。

 今回は艶を出してグレージングしてありますので少し雰囲気が違うと思います。







 実は縫い方も違います。

 ピッチの違いもありますが革を作る人でもマニアックな所ですが違いは歴然です。

 気になる方は現地で聞いてください。

 長く説明しますww



 無花果は数が少ないので早めがお勧めです。






 手前のサンプルの様にその場で好きな言葉を模様のように彫ります。



 無花果の鈴が奏でる鈍い音。

 それは少人数の声やメッセージ。

 それに耳を傾けれるか?

 大きな心で受け止めれるか?


 それは己の心次第。

 大きな実りとなれ。




 


 樹が持つ力と書いて樹持ち。

 木の中でも一番とも言われる硬さを誇る樫の木には 『ブレない意思』という意味を宿しておく。

 
 大きな樹木にはその通り力を宿している。

 右利きの人も左利きの人も右手をゆっくり当てれば誰でも感じれる。


 それともう一つの意味。

 物事は全て己の気の持ち様だという事。



 


 ちょっと脱線気味ですがそんな想いを込めて作っています。

 四角い樫の木を少しずつ丸めて穴を7回に分けて特殊なドリルで開けていきます。

 
 この樹持ちも自分と相性の良い雰囲気と顔を見つけてください。



 



 それと少し懐かしい人もいるかも知れないこのTシャツ。

 SUGASTAと言う親友のヤバスタ工房と一緒に作ったTシャツ。


 自分が他のミーティングで売る事も無ければ、ヤバスタがお店で販売する事もしない。

 それは一緒に出店するこの秩父の為に作ったから。



 



 今回肝心なヤバスタは新しい試みの準備と体調不良の為出店は出来ないそうです。

 残念ですがその夢と体を第一に想いたい。


 もしかしたら土曜日は遊びに来ているかも知れませんよ♪




 


 


 そこで祐一と話し合い、最後のTシャツを販売することにしました。

 でもサイズが残りSとMサイズしかないので特価として2000円で販売します。

 合計8着なので欲しい方はお早めに。

 今後再販は致しません。


 前回手にした方は予備にでも良いし、男性でも細めな方なら着れます。







 ボディーはこだわりのクロスステッチ製。

 肉厚でありながら柔らかくて長年着れます。


 色んな気持ちを込めて作ったシュガスタTシャツをこの機会にどうぞ♪


 ちなみにこのTシャツの売上はヤバスタとの3人で居酒屋で打ち上げに使わせてもらいます。



 という事でバイク出店で出店ブースを広々と使っていますのでどうぞ椅子を持って酒でも飲みに来てください。


 この3年間コロナでもどかしかった分を取り戻す位最後の秩父ミーティングを楽しみましょう♪



 一足先に桜残る秩父の大地でお待ちしています。


 


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Posted by SUGAR工房 at 00:04Comments(0)出店&イベント

2023年04月07日

鹿の守り神〜よっけさんの彩り〜

 4月になりましたね。

 今年の桜の開花は早くてここ川崎の桜は今ほとんど葉桜となりました。

 でもそれもまた風情がる。

 散り際までも桜。

 そんな華のある生き方をしていきたいものです。


 入学式などを見ていたらあの長かったコロナの期間が終わったんだと感じた。

 仲間のお店の休業要請や学校の休業、イベントの中止など様々な事を思い出し涙が出ました。

 これからはみんな去年の高校野球の監督の言葉の様に 『密な青春』を過ごしてもらいたい。






 先月の話になりますが、よってけさんに鹿の守り神を再納品してきました。

 雨だったので車で息子と共に。


 よってけさんは神奈川県にある唯一の村である清川村の古民家カフェ。

 去年ここでイベントをやった事は大切な思い出です。







 以前鹿の守り神を納品させて頂いて以来なかなか補充に来れませんでした。

 その間もこうしてMIYAKOちゃんが素敵に彩ってくれていました。

 唯一の卸先であるこんな空間で手に取ってくれるのも嬉しい。

 いつもありがとうございます。


 でももっと嬉しいことは他にある。



 


 今回作り込んできた物の一部。

 一見同じような物に見えるかもしれないけどもちろん全部違う。

 今回もなかなか個性的な物が揃いました。







 毎回苦労する個性的な革の仕入れだけど、一番手間が掛かっているのは実は鹿の角の加工。

 カットして穴を空けて面取り。

 それから一つ一つ磨いて仕上げます。







 何より体中獣臭くなるのはネックですがww


 でも一度やり始めるとずっと無心になるほど楽しい作業でもある。






 鹿紐もたくさん仕入れました。

 ガラスビーズやボーンビーズなども補充してあります。







 お気に入りのポークジンジャー定食。

 本当に毎日でも食べたいくらい美味しい。
 

 築180年の古民家の風情。

 そしてスタッフの温かいもてなし。


 そのすべてが相まって時が止まったのような極上な時間を過ごせる。







 大量の商品を並べて好きな物を選んでもらいました。

 楽しい時間でした。


 またMIYAKOちゃんのセンスで彩ってあげて下さいね♪








 先程書いた売れてくれる事よりも大切な事。


 それはここに訪れる人の目と心を楽しませる事

 初めての人はもちろん、リピーターの人も来る度にいつもちょっと違っていたら面白い。


 シェフが作る極上な料理を堪能してコーヒーでも飲みながら。

 そんな空間を彩る一つとなってもらえたら最高だ。



 宮ヶ瀬ダム方面にツーリングやドライブに行かれる際は是非立ち寄ってみてください。



 『古民家レストランカフェよってけさん』

 神奈川県愛甲郡清川村煤ケ谷3837




 MIYAKOちゃんよろしくお願いします。

 (最近は土曜日も出勤しているらしいですよ)







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2023年03月04日

父と刻む時間

3月の陽気。

そう。絶好の花粉日和である。

花粉ゴーグルをしてマスクを二重にしてるのにバイクで走ると軽く呼吸困難…

彼らはどの様に侵入してくるのかはまさにミステリー。

そんな中でも卒業シーズンや桜の開花を待つこの時期は良いもんですね♪





オーダーのバングルウォッチ。

久々の刻の腕輪の話。

今と言う時を刻む腕輪と言う意味。



スマホを触ればいつでも時間がわかるこの時代。

それでもアナログな時計が無くならないのは何故だろう。

ファッションアイテムである事も間違いないが当然それだけでは無い。



自分は長針と短針の折り重なるロマンだと思う。

まぁそれは酒を飲み交わした時にでもまた…



話は少し外れましたが今回のこのツートンの時計にも深い物語が詰まっています。





その全ての中心になるのがこの文字盤。

落ち着きのあるゴールドのシンプルなFace



これはオーナーさんが高校生の時に父親からもらった思い出の時計。

昨年JUPIA Campにて自分の並べているバングルウォッチを見て作りたいと思ってくれたとの事。



ずっと使っていなくて電池も止まっていたけど大切にしていた時計。

それに合うバングルを作って欲しいと。





それ聞いたら当然喜んで作らせて頂きまよね♪

そんな父との思い出にもう一度磨いて光を。


チョイスしたプラスのコンチョ。

サイズはメンズとレディースの中間くらい。


サドルレザーの中の黒い革。


タートルレザー。

つまり亀の革。




今では条約があってほとんど手に入らない貴重な革。

ハワイではウミガメをホヌと呼び神聖な生き物とされている。

産卵時に流す涙は優しさの結晶とも伝えられている。





亀の革にも色んな意味がありますが、一番分かりやすい所で



鶴は千年、亀は万年。



長生きの象徴でもある亀は親から子へのメッセージ。

今だにろくに親孝行すら出来ていないと誰もが思うだろう。

恥ずかしながら自分もそう。



でも一番最低限で最大の親孝行は親より先に死なない事なかも知れない。

逆に親より先に子供が亡くなる程悲しい事はない。


だからずっと信念を持って長く生きろと父親は言っているだろう。




コバは軽く熱を入れながら磨きあげています。

どれだ長く使っても安心です。

厚みも薄くても厚くても駄目な所。





裏は逆に息子から父親へのメッセージを。



かけがえのない時間と無償の愛をありがとう!




そんなお互いの思いは背中合わせ。


たかが時計でされど時計。

実際の時は時計の様に巻き戻せない。

だから生きる事に意味がある。



この時計はこれからも元気に新しい思い出も一緒に刻んで行く。


物語に寄り添えて作らせて頂きありがとうございました!



PS

来月の4月15.16日は秩父ミーティングファイナルに出店します。

今年初の出店で今準備をしています。


詳しくはもう少し整ったらブログで詳しく書きます。








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2023年02月02日

サドルバッグ再生物語~受け継ぐ思い出~

 先日あるアーティストの方の所へ打ち合わせに。

 実は一度だけご挨拶をした程度しか面識はないのですが、すぐに感じる物がありました。

 ずっと共通の交流関係があるのは知っていたので、いつかまた繋がると思っていた。


 それがこうして共に仕事をするようになるなんて・・・

 だから人生は素敵だ。


 しかも最近ようやく直ったシャベルで走って行けるなんて最高だ。



 


 この黒いサドルバッグ。

 今回はこのバッグの物語。


 
 


 この写真は過去の写真だけど写っている白いバッグは同じ物。

 おそらく10年以上前の出店する時の写真。


 昔のこのブログから引っ張り出した写真だけどこの頃はまだ綺麗な白いバッグだった事がわかる。


 それにしてもこの頃からの過積載には笑ってしまう。

 変わっていないな~ww






 以前のブログにも少し書いたけれど最近自分の甥っ子がハーレーを買った。



 もちろん自分で頑張ってバイトをした手に入れた夢。

 色んな意見を言う人がいるかも知れないけどしっかりとした夢を持ちブレずに叶えた事。

 当時18歳の自分には出来なかったし、持てなかった気持ち。

 
 だから素直に凄い事だと思う。


 先日正月に顔を出した時に


 『白だけど昔使っていたバッグあげるからちゃんとした物買うまで使うならあげるよ♪』


 ということになった。



 


 という事でそして久々にガレージの隅から引っ張り出したバッグ。

 カビこそほとんどなかったが、変わり果てた姿に驚愕した。


 白い革はシミが至る所に付着して変色し、オイルの汚れや革も痛んでいた。


 

 それから数日掛けてクリーニング作業。

 それでもシミは取れなかったので最後の手段に出た。



 


 染めQを2本使ってブラックアウト。

 吸着性も良いのでいい感じの黒に生まれ変わった。


 元々はこのサドルバッグは武蔵屋遥館の製作。

 オーダーする時に白単色でなくて、ナチュラルと白のツートーンで作ってもらった。


 



 サイドのポケットはバッグが届いた時に自分で白とのツートーンで作ってつけ足した物。

 すぐに取り出したいものなどが入れれてとても使いやすい。


 


 ポケットの底面には水抜き用の穴を開けており、再度にはDカンを追加。

 鹿紐はへたっていたので新品に交換。


 



 
 フタの淵には革をパイピングしてある。

 走行風で変な癖も付かず見た目の存在感も増す。





 
 メインに付いているのはリバティーコンチョ。

 これも当時自分で付けた物。

 今となれば珍しいインディアンフェイスのオリジナル銀貨。

 
 長年付けていた物だけに程よく味が出ていた。







 サイドに付けているコンチョもオリジナル。

 この変色もまた良いのではないだろうか♪


 丁寧にマスキングして残した。







 メインベルトは元々ナチュラルのヌメ革だったけどかなり経年変化した色合いになっていた。


 革自体はまだ生きていたのでオイルアップしてそのまま残す事に。



 


 元々は2本ベルトだった物を当時3本に変えた。

 少しだけ残る遥館の刻印が見える。







 このベルトはかなり痛んでいたので新たに6ミリ厚の革で作り直した。






 バッグの上は少し革が変形していたので2ミリの革でパイピングして補強。

 このパイピング処理でかなり雰囲気が増す。







 裏面はアクセルシャフトが当たって穴が開くので厚めのポリカーボネート板を打ち付けておいた。

 ポリカーボネートは耐衝撃性、耐熱性に優れているので安心して使えるはず。


 
 


 実は3本のベルトはバッグの穴から直接吊っていないので力が分散してバッグが変形しない。

 金具で下の革がヘタったら交換すれば良いのでバッグ本体は末永く使える。


 一般的なサドルバッグは直接吊っている物が多い。

 最初は良いのだけど物を入れて走っているとどれだけしっかり作っても2年くらいで本体が伸びてしまう。

 
 自分は最初に作った革細工はサドルバッグだった。

 むしろ自分のサドルバッグを作りたくて革細工を始めたような物。


 その時に作って失敗したのがこのベルトの吊り方だった。






 中も見える所は染めた。

 元々革の厚みが4ミリ位あるので作りはしっかりしている。


 久しぶりに調べてみたらもうサドルバッグは作っていないみたいですね。

 




 前の側板に当て革をしてあるのはシャベルに付けていた時にサスペンションへの補強した名残。

 Dカンも何個か付けていて当時はパッチキーホルダーをたくさんぶら下げてました。


 数々の複合した思い出と共に旅をした。



 


 このメインベルトは元々スナップボタンで留められるようになっていて便利。

 開ける度にバックルを通すのも面倒だし、何よりベルトが痛まない。


 より使いやすくする為にホックボタンを追加してある。



 


 中は綺麗ではないけど何本か革でベルトを追加してある。

 上のは大きなモンキーを固定する為と、サイドは予備のオイルを留めておく為。


 完全に自分が使いやすい様に改造してたな。



 


 そんな事で軽い気持ちで始めた事だけど結局夢中になってしまう。

 まぁやる前からそんな予感はしていたが・・・


 楽しいんだよな~こんな事が♪



 


 でも今は使っていなかったのにしろ、当時大切にしていたバッグだったから綺麗になって嬉しかった。


 色んな所を補強しながら当時の思い出がどんどん蘇って来た。



 


 日曜日に八王子に納品して来た。

 ハルが生まれる前からずっと乗って来たシャベル。


 小さい頃から見てきたバイクだけど、いざ自分もハーレー乗りとなってみたこのヤレたバイクは見え方が違うらしい。



 『オーラーがバリクソヤバい!』

 ・・・今時の言葉だなwww

 




 早速取り付けるとサイズ感といい完璧。

 アクセルシャフトの当たる位置もいい具合。


 これでバイクで気軽に買い物に行けるな♪





 



 せっかくなので初めて2台で軽く走った。

 バイクの楽しい所はもちろん、危険性も教えたい事は山ほどある。


 同じ八王子にあるアイアンハートとバイクを購入したフォーエックスに。


 アイアンハートにはカメラマンのモリチーさんが働いているので18歳のハルを紹介した。



 


 バッグの納品ついでにサイズが合いそうな古着もあげたら早速着て走っていた。

 
 さっきも書いたけど18歳で憧れのハーレーと革ジャンを買って夢を叶えるって凄い。

 しかも将来警察官になりたいという次の夢もある。


 これから賛否両論いう大人がいるかも知れない。

 だけど彼はこれからも走り続けるだろう。


 今の時代若者の車離れの話や若者にバイクが売れないなんて事も耳にする。

 それには色んな要因があるのはわかっているけど、それほど憧れる格好いい大人が少なくなってきているのではないか?


 近年ミーティングなどを見ていると自分達が楽しい物のまま、そのまま皆で歳を取っているような気がする。

 それに気づかずに 『今の若者は~』 『当時だったらもっと~』 と言っても何も生まれないし育たない。


 自分もまだまだだけどいつまでも憧れるバイク乗りや男でいようと精進したい。


 思い出を受け継いでくれてありがとう!

 
 また一緒に走ろうな!




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