ハンドメイドでレザークラフトをやっています。合間にハーレーとワーゲンの空冷エンジンで遊んでます。そんなラブ&ピースなブログです。

2012年10月29日

VM東北 番外編&プチ福島ラバーズ



 琉工屋さんと私は安斎家でしっかりお世話になった後皆さんがお仕事をしている平日に優雅に出発することにしました。
 琉耕屋さんはフル高速でしかも少し遠回りしながら帰るという事で一足お先に出発することに(でも長距離の時は空気圧くらいは常識ですよ)
 私の本日の予定は福島市から下道で猪苗代湖に入ってそれから白河まで下ってパパお勧めの白河ラーメンを食べて高速にライドオン!みたいな一人福島ラバーズを考えていました。
 だってせっかく福島、東北に来たんだからゆっくり下道も走りたいもんね。
 そうしてルンルンで安斎家を出発しようとしたその時!
 掛かってきてしまったんですよ~。出てしまったんですよ~。半ベソ状態の電話に。
 『安達太良SAでチェーンが切れてしまった。グスンicon11
 既にお仕事中のパパに電話をしてガレージから余っているチェーンをお借りして・・
 行きましたとも~。のんびり猪苗代湖ツアーに心で別れを告げて。




 すでにこんな状態。散らかっています。



 そして修理。やれば何とかなるもんですね~。
 まぁそこで何が行われたかという詳しい事は琉工屋ブログを見てくださいねright_01
 でも今回本当に偶然が偶然を呼び、誰かが誰かを支えてくれて今ここでまた走り始められるんだって思いました。
 そして人との出会いも偶然の連続だとするならば、そのおかげで今ここにいる。
 大袈裟でなく今ここに生きている。生きていける。
 今本当にそう思う。

 そうして無事修理も終わって琉工屋さんとの郡山までの超ショートラン。
 ウチラは出会って約10年。多分握手をしたのはその間でも2,3回程度。そんなのが苦手な二人。
 でも不思議なんだよね。バイク乗りって。
 ジャンクションやインターでは周りも気にせず思いっきり手を振って別れられる。
 そんなのが好き。それで十分。
 これはバイク乗りでしか解らないだろうな~。

 そして一人で高速を走っているとどうしても心に引っかかる事が。
 確かにこれから降りて猪苗代湖を回るのは夕方くらいまでにはもう子供に会いたい病の自分には無理がある。
 でも少しでもやっぱり福島を見たい。白河ラーメンだけは食べてみたい。
 
 降りましたよ。いきなり白河中央インターで。



 ラーメン以外何も下調べもしていない状態で降りて速攻最初に会った地元の人に聞きました。
 『勢いで降りてみたのですが自分はどうすればいいでしょうか?』
 『????』
 でも小峰城を見て来たらって薦めていただいて向かってみることに。
 ここ白河も城下町。この小峰城を中心として発展して大切に歴史を守られてきた町なのだ。
 




 でもね。中には入ることは出来なかったんですよ。
 原因はあの時のあの震災。あの時崩れた城壁が未だに直せないでいる。
 詳しい事情は聞かなかったけど、もしその一つにでも今福島にある風評被害があるとするならとても悔しい。とても悲しい事。
 でもそのバリケートの中で凛とそびえ立つ小峰城は美しかった。
 ちなみにここ白河でも仮設住宅が立ち並んでいました。



 白河駅観光案内所。ここで今日のお目当てのパパお勧めの超有名店『とら食堂』を聞いてみるとなんと定休日。
 やられたよ~またこのパターン。
 そうして今日やっている中でのお勧めを教えてもらいました。
 こんな観光案内所のやり取りも好きなんです。
 その町の案内所(夜のじゃないよ)にバイク乗りつけて、地元の人とその言葉を聞きながら教えてもらう。
 そこから発見する新しいその町の魅力はガイドマップとは違う温かさがある。その町に生きている人の心と生活を少しだけど感じれるような気がする。何よりも旅している感覚がするんです。
 その案内所の方は私のベストに付いている福島ラバーズパッチに気付いてくれて喜んで教えてくださいました。
 なんだかんだで今年はなかなか福島走れなかったけど、こうして歓迎してくれる人がいるだけでやっぱり白河で飛び降りて良かったんだって思いました。





 そうして教えていただいた『田中屋』さんで念願の白河ラーメンを食べました。
 麺は手打ちのちぢれ麺で懐かしくあっさりした味。この町のイメージを感じる味でとっても美味しくて温かい気持ちになれました。
 一つ気がかりなのがワンタン麺が有名な店でブレずにチャーシュー麺を頼んだ所。肉食ってやだね~。

 こうしてまた高速に乗って無事に川崎に帰り子供の保育園に迎えに行きました。
 長くて短いまた心に残る旅が終わりました。
 あらためてこの旅でお世話してくださった皆さん
 本当にありがとうございました!


 



  


Posted by SUGAR工房 at 02:16Comments(0)福島ラバーズ