ハンドメイドでレザークラフトをやっています。合間にハーレーとワーゲンの空冷エンジンで遊んでます。そんなラブ&ピースなブログです。

2021年07月31日

SADO VIBRATIONS⑤〜ありがとうの向こう岸〜

 最終日の朝。

 のんびりとした空気が流れる。

 今日は昨日の夜に約束した菊池君の取材。

 でも相変わらずのマイペースと拘りの強い男なのでもう少ししてから出掛けよう。





 そんな間にまたウメちゃんがキャッチボールを始めた。

 今度の相手は山川君の娘の紬ちゃん。

 自分もバットを持ってそこに立っていてくれと言われたが、球の速さにこのへっぴり腰の有り様です…

 紬ちゃんの投げる球も眼差しも真っ直ぐでとても伸びていた。





 何とか準備が出来た菊池君の取材風景。

 相変わらず愛すべきいじられキャラだが、いざバイクの乗ると文句なしに格好いい。

 ステップがないシャベルを当たり前のように乗りこなす。






 どうやら良いロケーションを見つけたようだ。

 彼らには日常の風景でもウメちゃんのピンと来る直観力とセンスに驚く。

 それは膨大な数から来る経験と常に良い物を求める彼の探求心の賜物だろう。


 


 実際の写真を見れば一目瞭然。

 本当に雑誌を作る事って地味な作業で地道な事だと思う。

 これを物作りと言わないで他に何と言う。


 それを毎月繰り返す。

 今月号は来月には当たり前に先月号となり書店の店頭から姿を消してしまう。

 一か月のはかない夢か・・・


 でもそれは店頭の話で手元にはちゃんと残り、必ず誰かの心に届く。

 だからはかない夢どころかロマンに満ち溢れている。



 


 自分は紬とタンデムで同行。

 出会った時は本当に小さかったのに今では5年生のお姉ちゃん。

 初日は恥ずかしがっていたが、次第にいつものツムで 

 『シュガ~♪』 と言ってくれてたのでほっとした。



 


 最後は皆で記念撮影。

 この皆んの後ろには馬が放牧されている。

  ここでの撮影にて今回の佐渡ヶ島の人達の取材は最後。

 気がつくとフェリーの時間もギリギリとなっていた。

 急いで山川君の家に向かっている時に、パラパラと雨が降ってきた。


 これも奇跡。

 まるで最後の撮影まで空が待っていてくれたかのような優しい雨だった。





 お世話になりまくった山川家の皆さん。

 聞くと困った旅人を助けて何度も泊めてあげた事もあるらしい。

 そんな人達なんだ。



 


 だから最初から居心地が良くてまたここに来たくなってしまうのだろう。

 次に来る時はまた3人の子供達は大きくなっているのが楽しみであり、少し寂しかったりもする。



 


 フェリーターミナル。

 いつもこの時間が一番嫌いかもしれない。

 でも俺たちの心は満たされていた。

 やっぱり佐渡ヶ島は想像以上にスケールが大きかった。

 ここでいうスケールとは土地の事だけでは当然なく人の器。

 

 


 数え切れない笑顔。

 そして数え切れない恩。

 約4000枚以上撮ったヤッシーの写真がその一つの答えだろう。



 


 いつまでもいつまでも手を振り続けてくれる姿をずっと見ていた。


 今回の佐渡ヶ島バイブレーションズの特集の最後にウメちゃんが書いていたな。

 この島には 『またな。』 が良く似合う。

 まさにその通り。


 この最甲斐と別れは新しい始まりでもある。

 ここからまた繋がりありきのバイブレーションズがスタートする。

 だからやっぱり 『またな。』

 『また必ず来るよ!』 って堅い約束を込めて。



 


 今回の旅の同行人の二人。

 つくづくこのメンバーで良かったと思う。

 それはみんなが思った事。


 ウメちゃんが書いてくれた文面と写真構成には愛と敬意が詰まっていた。

 ヤッシーの撮る写真は心が映し出されていた。


 恥ずかしながら自分も少しだけ記事を書かせてもらった。

 出来るだけそこに想いを集約したつもりだったが、溢れ出してしまう思いをここに書き残した。


 これを読む人があの熱く全力で駆け抜けた4日間にまた戻れれば嬉しい。

 

 


 お礼は何度言っても向こうも言って来るしキリがないのはわかっている。


 ありがとうの向こう岸はやっぱりアリガトウなんだな。

 そう帰りのフェリーの中で小さくなって行く島を見ながら思った。


 そのありがとうの連鎖で繋がっている関係は財産とも言える。


 だからせめて自分はMEMORYを一つの形にする事として関わった全ての人にキーホルダーを作った。

 もちろん自分達も持っている。



 


 みんな同じSADO VIBRATIONSの文字。

 彫った文字はちゃんと錆びてくるようにしてある。

 浜風に包まれている佐渡ヶ島なら尚更赤茶になってくれるだろう。

 錆びつくしてもこの思い出は決して朽ち果てる事はない。


 裏には名前と同じ334のシリアルナンバー。

 

 


 発売後生まれて初めてリモート飲み会風な事をした。

 楽しく幸せな時間を過ごした。

 でもやっぱりこの中堀で共に酒を飲みたい。


 みんなで雑誌を見ながら終始笑っていた。



 


 雑誌として残る事って本当に素晴らしい事。

 
 この雑誌は家宝で最後棺桶まで持って行きたいと。

 中川さんの言葉が答えだと思う。


 これから先時代がいくら進化しても形あるこの雑誌の存在価値は変わらない。

 
 自分にとっても一生の大切な魂の一冊になったのは言うまでもない。


 今回に関わった全ての人が佐渡ヶ島バイブレーションズだと思っている

 その全ての人に心から感謝。

 ありがとうございました!



 



 SADO VIBRATIONS

 永遠なれ!


 また会おう!!



 
 PS

 相変わらずこの長いブログも最後までありがとうございました。

 これは自分なりの1つのANSWER SONG


 インターネットの世界ながらも僅かでも人の心に届き、ささやかながらも生き続けてくれれば嬉しく思う。
 
 



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2021年07月25日

SADO VIBRATIONS④〜LONG DAY〜

 朝4時50分の山川家。

 『やばい!寝坊した!』

 
 実はカメラマンのヤッシーだけはバイブズの計らいで近くのホテルに泊まっているはずだが、昨夜は山川家に雑魚寝。

 今朝が早いのもあるが、それだけ昨夜が楽しかったのだったって事でだろう♪

 本日早朝5時からの皆んなでのRUN。

 速攻で準備して走り始めた。





 まぁ当然遅刻…

 先ずは平謝り。

 それにしても朝5時で14台のハーレーが集結。

 遠くは3時半から走って来てくれた。





 今回の目的は台数ではないので色々考慮してこの位だが、本気で集めようとすれば一気に30台位は可能らしい。

 バイク屋がないこの島にこのハーレーの数。

 尚更凄い事だと思う。





 見渡す限り綺麗な緑の田園風景。






 ここはトキロードと呼ばれる道。

 運が良い朝には野生のトキが見れる。





 その後海で撮影。

 なんと素晴らしいロケーション。

 この頃には少し暖かくなり、バイクを並べて談笑。





 その顔は写真を見ればわかる様に眩しい程の笑顔だった。


 ここに集まってくれた皆さんに心から感謝。





 一度ジェリービーンに行き、本日のスケジュールを再打合わせ。

 でもまだ9時前。


 この後はあじさい寺で有名な蓮華峰寺に行き、小木港を目指す事に決めた。



 


 真野の街を超えると真っ青な海岸線が広がっていた。

 ここはその途中の人面岩。

 佐渡ヶ島のモアイ像。


 


 小木で食べたぶっかけ蕎麦。

 前にも連れて来てもらった事あるが、佐渡の蕎麦はあご(トビウオ)出汁が多く素朴で旨い。

 おばちゃんの話も聞かせてもらった。

 こんな旅って素敵だ。





 その後も綺麗な海岸線で撮影。

 合間に撮った中川さんのベスト。

 7年間に作らせてもらったある意味色んなキッカケになった大切な物。







 程よく色が抜けてもしなやかさは残っていた。

 実に深い表情に変わっていた。

 あの時自分の思い描いていた物は間違ってなかったって思わせてもらえた。


 完成を決めるのはそれを使いこむ持ち主本人でしかない。

 間違っても作り手ではないと思っている。

 だからこそ妥協のないその時自分が考える 『究極の未完成品』を作る事に専念すれば良い。

 その為に少しでも多くの経験を積んで物語を背負えるような物作りの男でありたい。

 それはとても楽しい事で幸せな事だ。





 宿根木の街。

 観光名所ではあるがいつ来ても情緒がある雰囲気。

 




 そしてここには今も人が住んで暮らしている。

 佐渡ヶ島の家の色。

 脇を流れる綺麗な用水路。

 厳かな空気感を感じる。





 のんびりとした柴犬が寝ぼけ眼で見つめていた。

 人の生活が生きている証拠だ。


 ここで解散をして取材チームは中川さんのガレージへ。

 到着したのが3時位だっただろうか。

 朝が早かったからもう完全に夕方の気分。


 正直みんな疲れていたけど充実して心満たされた良い疲れだった。

 
 
 


 それでも欲しがりな取材班は仲村ボデーさんの所に行く。

 佐渡ヶ島特集という事でより深みを出す為に大事な人だ。

 仲村さんは70歳。

 70歳でバイクに乗っている人はもちろんいる。

 でも70歳でハードコアに乗っている人はそういない。


 取り回し、アクセル、コーナーとどれをとっても格好良かった。



 


 何より笑顔と人柄の優しさ。

 格好良くて素敵な人だった。

 朝からの疲れなんて完全にぶっ飛んだ。


 ずっと思っていた事がある。

 仲村さんはもとより今回取材して話して来た人はみんなハーレー乗りだけど、それ以前に圧倒的なバイク乗りである事。

 ハーレー以外の多用途のバイクを大体所有していた。

 バイクが好きで、オートバイ乗り。

 そしてハーレーも好きだって事に過ぎない。


 もちろんそれぞれにハーレーに特別な想いはある。

 でも立ち位置はそれ以上でもそれ以下でもない。


 肩肘張ることなくハーレーを楽しんでいるから素敵なんだと。



 


 帰ったら山川君の次男の耕平とウメちゃんがキャッチボールを始めた。

 聞くとウメちゃんは昔甲子園を目指す球児だったらしい。


 夕暮れの中で親戚のおじさんと投げ合っているようだったな。



 


 自分にとっても陽平や耕平、紬は親戚の子供みたいな存在だと思っている。

 
 そんな関係の中にウメちゃんとヤッシーも自然と入っていた。

 それが嬉しい。


 皆で山を見上げながらそう感じた。





 その夜は山川家にてバーベキュー。

 あっという間に最後の夜になった。

 その時ですらそう思うのに今となれば一瞬の夢のようだった。

 でもそれが夢でなかったと今手元にあるバイブズの雑誌が教えてくれる。

 
 


 佐渡ヶ島バイブレーションズ。

 主役のサドメンはもちろん、関わった全ての人が一つの集合体と感じていた。

 それぞれに持ち寄る佐渡ヶ島ならではの珍味もあり、明石ソーセージも加わってとても贅沢な時間を共有した。


 実は一つだけ気がかりな事があった。

 大事な一人が足りない。


 


 その菊池君がやっと登場!


 自分にとっても中川さん、山川君と共に佐渡ヶ島と繋がるキッカケとなったキーマンの一人。


 明日菊池君を取材してから新潟港行のフェリーに乗る事にした。


 今日は朝5時からの長い長い一日。

 どれだけみんなと話し合い、走っただろう。


 でもここにいる全員が最後の夜を惜しんでいつまでも終わらないように盛り上がった。


 最高のLONG DAY。



 最終話に続く。

 







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2021年07月23日

SADO VIBRATIONS③~サプライズ~

 朝から快晴の佐渡ヶ島。

 真夏日になりそう。

 でも東京と違うのは朝晩は涼しいという事。

 それが気持ち良い。


 本日のスタートは笠井さんの撮影から始まる。

 笠井さんは左官屋さんで今日の現場はこの近くらしい。


 山川君から借りたリード90はちょっと音はうるさいがとても早くて快適。

 ダイナとリードとハイエースで現場に向かった。


 


 本誌に掲載されている職人さんをみんな集めた一枚。

 最後に皆さんでとお願いすると蜂の子を散らすようにみんな物陰に隠れてしまう。

 さっきまでワイワイと笠井さんをちゃかしていたのになw


 何とか頼み込んで説得して撮らせてもらった。

 その割には撮った後に

 『サンダルじゃなくてちゃんとした靴履けば良かったな。』

 などとそれぞれブツブツ言っているのが面白かった。

 そんな会話が未だに聞こえてくる最高の一枚。


 


 2軒目は濱口塗装の通称ハマちゃん。

 いつも賑やかに騒がしく迎えてくれる。

 会って数分でウメちゃんがそっと自分に言ったよ。

 『初めて会ったのに何故か懐かしい感じ。俺濱口さん好きですわ。』

 自分らとは全然年上の人なのにそんな人なのです。

 それはほぼ佐渡の仲間みんなに言える事ではあるが。


 ここでも恥ずかしがる本人をよそ眼に夫婦仲睦まじい写真を撮らせてもらった。

 結論から言うとその写真を雑誌に掲載する編集者が悪いという事でまとまっているww





 その後は松田造船所。

 歴史ある松田君の仕事場兼自宅になる。

 こんな機会がなければなかなか見られない光景。
 




 港なのに綺麗な海の色。

 大佐渡の上の方ではまさしくエメラルドブルーの海が広がっている。




 松田君の走行シーンの舞台となった両津港ほ街並み。

 情緒あるれる居酒屋が並ぶ。






 人口減少、過疎化によって少しずつ寂れて行く街並み。

 いつまでもこんな雰囲気が残っていて欲しいと思ってしまう。





 最後まで松田君は嫌がったが何とか撮らせてもらった親子のショット。

 もちろん雑誌にも大きく載っていた写真。

 実はこの写真には雑誌には書ききれなかったエピソードがある。

 『一枚だけ親子で写真撮らせて下さい。』

 と、お父さんに言うと恥ずかしがりながらすぐさま船の物陰に隠れていった。

 何をしてるのかなと少し覗いてみるとお父さんはシャツを作業着にキチンと入れて身だしなみを整えていたのだ。

 それは自分を格好良く撮してもらう為にしている事じゃ無いとすぐにわかった。

 息子に恥をかかせまいとする親父としての愛だったのだと思う。

 それを知っているからこそこの写真には特別な温もりを感じてしまうのだろう。





 その後仕事を早めに切り上げて来てくれた中川さんも合流してこの街の寿司屋で昼飯。

 まぁこの寿司を美味かったのさ言うまでもない。





 午後は相川の北沢浮遊運鉱場跡まで走って山本君と合流する。

 ここは金山の跡地でこの雰囲気からラピュタと言われている。

 最近はインスタなどにここにバイクを置いて撮った写真なども上がっているが、本来はここにバイクを持ち込む事は出来ない。

 実はこの写真を撮らせてもらうためには色んな物語がある。


 先ずは山川君が事前に役所に出向き観光課の人と話を繋いでくれていた事。

 それと松田君の撮影の合間に自分と山川君で観光課の人と会った。

 事情を話しても少し難色を示した顔だった。

 でも3年前にここに許可を取ってバイクとの写真を撮った実績があるカメラマンがいる事を知ると

 『実績があるのだったら何とかしましょう!』

 と、頼もしく言ってくれたのだった。





 それで役所の人の立ち会いの元で堂々と撮らせてもらったこの場所の写真。

 全国誌と言う責任あっての事だけど、佐渡ヶ島公認で撮らせてもらったここの写真は特別な価値がある。

 それはひとえに山川君の動きとヤッシーのおかげとしか言いようがない。

 今回のカメラマンがヤッシーじゃなかったら実現しなかったかも知れない。





 その後京都からの人が移り住んで作られた京町で撮影し、海岸線のスポットへ。

 ここも素敵な場所だったが、その手前の海岸線と畑のスポットを選んで撮影した。




 今回佐渡ヶ島バイブレーションズのメイン表紙になった場所だ。

 素晴らしい写真だった。

 それがなお素晴らしいと思えるのはこの場のこの時に居合わせていたからこそ。

 当然この写真はアプリなどの加工では無くて、肉眼で見ていた絵と少し違うし格好良い。

 それはヤッシーの経験とセンスからなるその場の閃きと腕からこそなる。

 どんなに良い景色でもその場に立って道のりを思い出し、そこの空気を吸い込んでいる肉眼に勝る物はない。

 そういつも思っていた。

 でも超スローシャッターで撮った花火の写真などでもわかる様に時にカメラは肉眼を超える。

 あらためてそれを感じさせてもらった。





 山本君の家でお茶をして絶品のサザエをご馳走になった。

 その後温もりの様な夕陽に包まれながら解散をしてのだが、最後の最後に佐渡ヶ島からのサプライズが待っていた。

 それは夫婦岩と言われる場所だった。

 昔福島の彦にゃん達と一緒に来た思い出の場所。





 岩と岩の間に重なるオレンジの光。

 その光は水平線に沈むにつれて燃える様に赤く空を焼いた。

 なかなか見れない偶然らしい。


 『佐渡はこんなもんじゃね~ぞ!』

 と島から言われているような気がした。


 『最後まで見ません?』

 とウメちゃんが言いもちろん皆んなでずっと水平線を眺めていた。


 今日はたくさんの素敵な写真が撮れた。

 まだ2日目なのに少しずつ撮り溜めた写真と積み重ねた物語に胸がいっぱいになった。

 日が落ちた途端に肌寒くなって来た。


 今日も温泉入って山川邸でアットホームに反省会しよ♪


 続く






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2021年07月20日

SADO VIBRATIONS②~最甲斐~

 

 
佐渡ヶ島上陸すると山川君がバイクで待っていてくれた。

ウチラと合流すると同時にエンジンを掛けてそのまま走り出す。

この後の時間の都合もあっての事だけど、何か山川君らしい所。



 

初日の取材は中川さんと鵜飼ちゃんの仕事風景からだった。

店を閉めてから待っていてくれた二人。

細かい話はこの後の打ち合わせの飲み会でゆっくりすればいい♪





こちら取材チームの3人。

バイブズ編集長のウメちゃん。

カメラマンのヤッシー。

そして自分はと言うと

何役だろう?

まぁ何でも良いやね♪



 
 早速二人のプロの仕事を見せられる。

 さっきまでのフェリーのまったりした感じはまるでない。

 感性の一致からなる仕事の速さと正確さ。


 

 
 いい感じの二台と二人。

 ここには松田君も合流した。

 山川君と松田君は3年ほど前の埼玉県のイベントでウメちゃんとは会っているが、当然中川さんと鵜飼ちゃんの二人とは初対面。

 会わせたい人はこの後も沢山いるけど、その大事な二人だ。

 ここから始められて良かったと思う。

 

 
 その後いつもの中堀で乾杯。

 この後3日間の予定などの打ち合わせをした。

 それももちろん大事だけど、もっと大きな目的がある。


 
 『お互いの心を感じる事』

 先ずはそれなくしてはこの佐渡ヶ島特集は始まらない。

 人が人に想いを伝えるのは難しい。

 誰かの想いを人に伝えるのはさらに難しい。

 でも急に難しい物でなくなる時がある。

  

 


 実際そんな事心配は全く無かった。

 最初から分かっていた事だけど不思議な程自然だった。

 この皆の表情を見ればわかるだろう。


 とにかくウメちゃんとヤッシー、そして皆で心から楽しそうに打ち解けていた。



 


 自分にとっては久しぶりの再会。

 その再会はいつも格別に来た甲斐があると思わせてくれる。

 だから 『最甲斐』 の文字でここでは再会と呼ぼう。



 明日からも素敵な予感しかしない。


  続く




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2021年07月16日

SADO VIBRATIONS①~付箋~

 ここ関東ももう少しで梅雨が明けようとしている。

 いつもなら真夏を人一倍楽しみにしている自分だけど、今年は少しだけ違う。

 それはこの梅雨に起こった出来事があまりにも特別過ぎたせいかもしれない。


 
 


 ここにある一冊の雑誌。

 VIBES vol 334号

 今書店で発売されている最新号。



 



 『佐渡ヶ島バイブレーションズ』

 色んなページを合わせると計30ページにも渡る佐渡ヶ島に生きる仲間達の特集。

 
 この特集を作る為に先月末の梅雨時期の真っただ中に佐渡ヶ島に行かせてもらいました。

 ここにある全ての写真、文章の一文一文が愛おしい。


 そんな愛おしさからかもう少しそんな梅雨が長引いても良いかなと思ってしまうのかな。


 



 まずは雑誌を手に取って隅々まで見て読んで頂きたい。

 限られたページの中に皆の想いが濃縮100倍の原液のように詰まっている。


 だからこのブログではその裏の物語を中心に少しずつもう一度旅をするように書き留めて行こうと思う。

 



 


 初日東京の朝のコンビニでの待ち合わせ。

 年季の入ったバイブズ号のハイエース。



 もちろん俺たちはバイク乗りである以上、バイクで行きたいのは当然の事。

 
 でも今回は俺たちの佐渡ヶ島へのRUNという色を一切出さずに焦点の全て佐渡ヶ島の彼らに当てる事に決めた。

 その為にやれる事に専念する。


 それは色々考慮した上でのウメちゃんのこの特集に対する決意と自分は感じた。

 まぁ楽しみはまた次に取っておけるしね♪



 
 


 それでもチャッカリと自分スクーターは積ませてもらった。

 
 すぐにカメラマンの安井君と合流。

 ちなみに出会って数秒で勝手にヤッシー(YASSY)と名付けさせてもらったww


  



 心配していた渋滞もなく時間通りに新潟港へ到着。

 同じフェリーで島に渡る釣り人がバイブズ号を写真に収めていた。


 あらためてバイブズという名前とロゴは有名で特別な物なんだと思った。


 そのバイブズがこれから佐渡ヶ島に初上陸する。

 
 


 

 


 力強いフェリーの白い足跡と海の色。

 そのコントラストが美しい。


 さっきまでいた新潟港が小さくなって行くのが嬉しくなった。


 
 


 特集にも書いてあることだが、この新潟港~両津港航路と小木港~直江津港航路は国道350号線。

 だから俺たちは今海の上を渡っているのではなくて、海の上を走っているのだ。


 海を隔ててもつながっている道。

 それはロマンでしかない。


 海の向こう側の道。



 


 車両置き場のあのムンとする空気感。

 デッキに上がれば煙突から出る重油の匂い。


 島の人には日常の事かも知れないけど、自分は旅気分が高められて大好きなんだ。


 



 佐渡ヶ島特集をもぎ取ってくれたウメちゃん。

 最初大きなプレッシャーと不安を隠せない彼だったが、気が付くとカモメと夢中に遊んでいた。


 そんな気持ちは投げたかっぱえびせんと一緒にカモメの胃袋の中に消えて行ったんじゃないかな♪



 




 一方自分はと言うと、正直多少のプレッシャーは無いと言えば嘘になる。

 まぁ一応言い出しっぺでもあるし。

 でも不安な気持ちは1ミリも無かった。

 
 その事はこの企画を持ちかけた時から全く持ち合わせていないが、今回は特にそれを裏付ける物があった。


 ウメちゃんが大事に持っていた佐渡ヶ島のパンフレット。

 この特集が決まった後に山川君が役所の観光課に行ってバイブズに送ってくれていた物だ。


 そこには送る前にあらかじめ驚くほどの数の付箋と折りクセが付けられていた。

 ずっと色んな事を考えて動いてくれていたのだろう。


 そんな彼らが生きる島なんだよ。


 今思えばウメちゃんは 『行けばわかるさ。』 を行く前から掴みかけていたんじゃないかな。







 島に近づくと佐渡の雄大な山と夕日が迎えてくれた。

 
 聞けばヤッシーも3年前に佐渡ヶ島の写真を仕事で撮りに来ているらしい。

 それも後から知った事らしい。

 深く不思議な縁ありきのチームだと既に感じていた。


 これでお互い役者は揃った。


 後は行けば何とかなる。

 彼らがいる限り何とでもなる。



 この時点では仮であるが色んな意味あってこのタイトルも決めた。


 とうとうこの日がやって来た。

 
 さぁ♪ SADO VIBRATIONS !




 


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