2012年09月01日
カスタム?クーニーズベスト
今回はベストのカスタム?修理?です。
オーナーはご存知クニさん。以前このブログでも紹介したようにクニさんのベストを手がけるのはこれで2回目。
前回は長年の使用により肩の革が裂けてあえてデザインを加えて修理。決して綺麗な仕上がりとはいえませんがクニさんは大変喜んでくれました。
それでもこのベストを修復しなければいけない理由がありました。クニさんは途中子育て等の理由もあり乗れない期間があったとは言え新車のショベルを購入してからずっとそのショベルに乗り続ける親愛なるオールドバイカーです。
それは私にとって本当に尊敬すべきバイカーとしても人生としても先輩であり、クニさんとショベルとの関係は憧れでもあります。
それと同時にショベルと共にずっとクニさんと共に歴史を刻んできたのがまぎれもないこのクーニーズベストなのです。
いわゆるバイカーベストとも違うし、こんなことを言うのは申し訳ないかもしれませんが革の質、厚み、造りどれをとっても決していいものとは思えません。
でもそのベストは常に約三十年以上もクニさんと共に風を感じて汗を吸って思い出を刻みながら今もベストとして生きています。つまり質、造りとかではなくてこんなに格好いいベストはないと思っています。
そのバックボーンを聞いてうまく出来るがどうかなんか自信がなくても直さないわけにはいかないでしょう?それは革を嗜む者としてだけではなく一人のバイカーとして。
今回の修理カスタムはほつれてきたアームホールの補強とサイドの編み上げ加工とその他の補強。
脇はシュリンクの柔らかい革を使ってパイピング加工して、同じ革でサイドも作りました。
ただショリンクの革自体が厚み1,5ミリくらいで決して厚い革ではないのですが、このベストの革が約0,5ミリくらいしかない為どんなにそっとやっても革がよってしまって大変でした。
コンチョの裏もあて革とカシメで補強。だってあんなごっつい留め具をぶら下げるんですからね~。
試行錯誤を繰り返し何とかタッチ前に完成しました。
そして納品。肩のパイピングも着てみると案外いい感じ。しばらく着ているともう少しアタリが出てきてなじむと思います。
本当にクニさんがとっても喜んでくれたのが何よりです。これからも全国どこにでも末永く連れて行ってくださいな。またいくらでも直しますからね。SUGAR保障。
そして直しても直してもど~しても駄目になったら、その時は作りましょうか?SUGARベスト。
あっ!もう大部分SUGARベストだなこれは
