ハンドメイドでレザークラフトをやっています。合間にハーレーとワーゲンの空冷エンジンで遊んでます。そんなラブ&ピースなブログです。

2017年12月20日

福島ラバーズ2017④~優しい奇跡~

 12月20日

 11月の初めに走った福島ラバーズ。

 まだ続いたままとうとうこんなに時間が経ってしまいまして申し訳ございません。

 これはもはやブログなのか?って自分でも思ってしまいますww

 でもその分自分の中で温めていた物を書き残して行きたいと思います。

 今回がとうとう最終回です。


 


 福島ラバーズ2日目。

 浪江の請戸の一本樫に力を貰えた。

 あの木は久々に自分の姿を見て何を思ったのだろうと考えていた。

 正直今になってもわからない。

 ただ一つ確実なのは 『俺は負けていないぞ!』 という命のメッセージ。

 森さんが良い言葉をくれた。

 『勇気の一本樫』


 その後みんなと昼飯を食べて解散することにした。

 しかし、この街にはコンビニ一軒ほどしかまだ開いていない。

 そこで菅野さんと今井さんの誘導でみんなで原町を目指して走った。


 


 ドライブインはなぞの

 地元ではなかなか人気があり菅野さんのオススメ。

 いやぁ~お腹空いたな。


 


 


 お腹空いている時って何でも食べたくなって迷うけど、自分が行きついたのはレバニラ定食。

 運転手御用達と言う事もあってちょっと味付けが濃い目でなお良し♪


 


 


 ずっと一緒に走ってくれた仲間。

 この旅で何度一緒にテーブルを囲んだだろう。

 白河で待ち合わせした時の事が懐かしくも感じた。


 


 お腹も満たされて外に出るとまさかの雨。

 最後に何とも福島ラバーズらしいww

 カッパも積んでなく前後タイヤむき出しの大楽さんは今井さんに助けられる。

 本当に良かったですね。


 


 ワイルドビートなのにキチンとカッパを着こむ姿を見てしまった(;^ω^)

 
 


 自分の福島ラバーズの旅はあともう一日あるからここでみんなを見送る。

 雨の中お疲れ様でした!

 本当にここまで付き合ってくれて感謝しかありません。

 今回も皆さんと走れて色んな事を感じれた事を誇りに思います。

 ありがとうございました!


 この雨はそんな感謝の涙のようで、寂しさと心残りの雨のようにも感じた。


 


  その後一旦今井さんと別れて菅野さんと二台で菅野家へ向かった。

 ここで菅野さんについて少し話を。

 自分は英夫さんと昔から呼んでいる。

 故郷である祖母の家の向かいに住んで居た生粋の海の男。

 自分が鼻タレのガキの頃は英夫さんは中学生くらいで夏に帰省するとよくからかわれていた思い出。

 いつしか大人になり一緒に酒を飲むようになった。

 そして自分がハーレーに乗って帰省する時のを見ている内に英夫さんもハーレー乗りになった。


 


 一応ハーレーの話に関しては自分の弟子という事で関係が成り立っているww

 その時のピカピカのスポーツスターを自慢して笑う顔はハッキリ覚えている。

 そのスポーツは直後に津波に流されて山の中で見つかったらしい。

 自分は一緒に走る事は出来なかった。

 英夫さんは自分にとって従兄弟の様な存在。


 



 今は南相馬の鹿島に建てた家。

 初めてここに来るが不思議な事にここには請戸の匂いがあった。


 


 


 次々と出てくる極上の海の幸。

 今朝英夫さんが釣り上げたヒラメの刺身。

 酒と箸が止まらない。


 


 そして今井さん達も合流して昔話で酒を飲んだ。

 船乗りの話、請戸の話、サンプラザの話、そして震災の話。

 涙なしでは語れない話は数えきれないほどある。

 人一倍海に感謝して愛して来た男が人一倍海を憎んだ。

 それでも海で生きて行く事を決めた男の決意。

 
 あんな思いをしてもまた海に戻って行く愛しき馬鹿野郎達の浜言葉。

船も家も思い出の地も流された。

 でも例えどんな大津波でもこの男達の心までは流せない。


 思い出話や濃い話は続く。

 その中で切れかかっていた糸が繋がった嬉しい事もあって、男の嬉し涙を見た。


 


 朝福島ラバーズの裏最終日。

 いくらかけ放題の贅沢を満喫してお替りしまくっていると、一台のバイクを積んだハイエースがやって来た。


 


 まさかの森さん緊急再参戦!!

 少しでも一緒に走りたいと来てくれました。


 

 
 いつも間にか英夫さんと楽しそうにコーヒーを飲んでいた。

 何とも不思議な光景で嬉しかった。

 英夫さんは今日は昨日話題になったノリさんの 『たっぷり庵』 に行くらしい。

 本当にお世話になりました!

 いつもありがとうございます!!!


 


 


 森さんと二台で相馬の街を流した。

 目指したのはここ百尺観音。

 空気は凛として冷たかったが気持ちの良い空が広がっていた。


 


 しばらくするともう一台の爆音のハーレーの音と共にやって来た。

 ユウキ君。

 この旅の初日のあの遠野の夜に少しだけ顔を出してキーホルダー残念ながら彼までは届かなかった。

 不完全燃焼だったユウキ君は追っかけのように郡山からここ相馬までやって来たよww

 
 


 早速中に入ってみよう♪

 実はここは初めてではない。


 


 


 その名の通り完成すれば百尺の大きさになる観音様。

 実はもう何十年もこのまま未完成のままなのだ。

 ここが初めてではないのは自分が小学校の低学年の頃に請戸のおじさんに何度か連れて来てもらった思い出の場所だからだ。

 その時もこうだったと思う。

 子供心にこの迫力に圧倒された記憶がある。


 


 


 


 ちゃんと願い事も書いてお参りした。

 『風輪創唄』

 空に風吹く大地の上に我は座わり、相棒のバイクの横で物を創り、物語と言う名の唄を奏でる。

 ずっと変わらずその立ち位置でいたい。


 


 隣には小さなお土産屋さんが一軒残っていた。

 あの頃の自分に一瞬だけ戻れたようで嬉しかった。

 このおばちゃんと少し思い出話をしたんだ。

 夏休みに請戸の祖母の家に帰省した時に連れて来てもらった事。

 約35年ほどぶりにここに来れて嬉しいって事。

 そして最近は大仏や観音に来るとその仏像を集めている。


 


 一体だけ置いてある1500円のこの仏像が欲しかった。

 『売ってくれないかい?』 とおばちゃんに聞くと困った顔をする。

 実はこれが最後の一体らしくてコレを売ってしまうと次創る時の型が作れなくなってしまうと言う。

 また作ればいいじゃないか?と思う所だがそれには難しい理由があった。

 最近は南相馬や福島県内の人でもほとんど訪れなくなったここ百尺観音。

 地元の人でも看板は何度も見てたけど行ったことない人も多いらしい。

 ましてはあの震災の影響によりさらに参拝客は激減したらしい。

 仏像をまた作るにはまとまったロットが必要でそれがなかなか出来ないとおばちゃんの目は悲しげだった。

 自分も諦めたその時。

 おばちゃんは裏の井間から誇りだらけのもう一体を探して持って来てくれた。

 
 『その時はコレを型にするからそれ持って行きな♪』





 『あんたが請戸の人と聞いて私も何かしてあげたいんだよ。』

 おばちゃんは請戸じゃないけど原発から20キロ圏内に先祖のお墓があるらしく、一時帰宅した時にその墓を見た時に涙が出たという。

 実際被災した訳ではない自分は溢れ出そうな涙を抑えるのがやっとだった。

 




 おばちゃんが作ってくれた 『優しい奇跡』

 福島の人は優しい。

 うつくしまふくしまって景色の事だけじゃない。

 何度もお礼を言ってお金を払った。

 この仏像を見る度にこの優しい奇跡を思い出す。

 一生の宝物にします!!

 おばちゃんありがとうございました!!!!

 
 


 3台でその百尺観音を後にした。

 福島県内の方も県外の方も相馬を走った際には是非ここへ訪れて見てください♪

 いつかこの観音様が完成してまた人で賑わう姿を願っています。

 森さんとはこの後しばらく一緒に走り宮城県との県境で別れた。

 短い間でしたが本当に一緒に走れて良かったです。

 ありがとうございました!


 


 ユウキ君とは裏福島ラバーズをする。

 初めて一緒に走るし、当然サシで走るのも初めて。

 さぁて♪お手並み拝見と行こうかな?笑



 


 目指すは宮城県を通過して山形県の赤湯のラーメン。

 静かな山間の町を2台で爆走した。


 


 途中であまりの寒さに指がちぎれそうになり緊急会議。

 赤湯は寒さに挫けてその手前の支店を目指す事に落ち着いた。


 


 


 赤湯ラーメン 『龍上海』 高畠店。

 一度だけ本店に連れて行ってもらったことがある。

 大分並んだがあの時の味と思い出が強烈に脳裏に焼き付いている。

 ここは運良く並ばずに入れた。


 


 ここのラーメンは辛味噌が入っているのが特徴。


 


 凍り付いた体に温かい店内と温かい最高のラーメン。

 寒い中バイクで走って来たからこそ尚更至福の時だった。


 その後二人で新しく開通した高速と東北道を走って郡山で別れた。

 初めて走るユウキ君。

 高速などは渋滞も多くてユウキ君には大変そうだったがとても楽しかったな♪

 また一緒に走ろう!!

 付き合ってくれてありがとう!!!


 今回の福島ラバーズもとても濃い旅でした。






 白河でのあのみんなでのスタートから始まり思い出すと頭の中をいろんな事が駆け巡る。




 そして今回は特に考えさせられる事も多かった。

 楽しい事は思いっ切り楽しく伝えるし、悲しい現実も目を背けずに向き合っていきたい。

 こんなしがないブログでも誰かの心には伝わるはず。

 会津地方などはほとんど観光業も元に戻って来たようだが浜通りはやはりまだまだこれから。

 
 色んな事を感じて今あらためて思う事。




 俺たちが走った道。





 酒を飲み交わして笑ってた場所。





 そして見て感じて来た事。





 その全てがやはり 『うつくしまふくしま』 だって事。

 FUKUSHIMAは俺たちの中にないって事。


 



 参加してくださって全てのバイカーと仲間。

 助けてくれた全ての温かい皆さん。

 ありがとうございました!!!!

 また行きましょう!!!





 
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Posted by SUGAR工房 at 06:29Comments(0)福島ラバーズ