2017年07月24日
ROUTE45からROUTE66へ ~ONEちゃんの道~



ここに一つの時計がある。
ソーラーで正確に時を刻む時計。
でも自分からしてみたらそれは正確に時計とも思えない。
いや、時計でもバングルでも絵でも何でもいい。
納品してもう2週間ほど経つけど正直何から書いて行けばいいかわからないでいた。
とにかく一人の男を喜ばすために二人の男が夢中になった。
それで出来た物。
それで構わないって今思っている。

始まりはこの一枚のDVD。
それと支給された青い文字盤の時計。
この二点のみ。
後は何も言われずのいわばお任せ。
頼んでくれたのは大阪のONEちゃん。
またこんな新しいオーダーの仕方を考えて来たものですww

今年の2月のとある平日。
そのオーダーにとONEちゃんが大阪からやって来た。
それも飛行機の日帰りで弾丸ツアーでした。
ビックリすることに飛行機代が片道2700円とか言ってたかなww
通称 『ONE散歩』
ONE散歩はとにかく分刻みにスケジュールや撮影場所やセリフまで決まっている。
ONE監督の元自分と今回道ずれになった芳子さんはその日の役者となるのだ(笑)
最後にヤバスタの祐一とカズヤ君も加わり夕方までの忙しくて楽しい時間を過ごした。
そこで手渡された再度このDVD。

それはJamesBrownのLiving in Americaから始まるONEちゃんの旅の記録。
『1時間半あるけど3回は見てや~』
結構キツかったです(笑)
でも意地でフルで4回見ました!!!

そこにはONEちゃんが去年仲間4人と走ったROUTE66の旅の記録が深く刻まれていた。
悔しくて羨ましいほどに楽しさが伝わって来た。
広く伸びるグレーのハイウェイ。
赤茶と緑の広大な景色。
吸い込まれそうな青い空。
2本のオレンジの中央線とROUTE66の標識。
そして旅人5人のこれ以上ない笑顔。
1回目に見た時に飛び込んで来た印象は4回目でも変わることなく色を濃くしていくだけだった。

今回自分が考えたのはその印象そのままをポスターの絵の様に革に残せないか?という事。
絵を書くのは好きな事。
染料で染める事は出来るけどそれではベタっとした色にならない。
色の飛びと柔軟性のある革に何を使って色を乗せて行けばいいのか?
耐候性があって曲げても割れない塗料を色々と研究していきました。
見つけた時の喜びと高まるワクワク感は凄く大きかった。
染料と顔料とロウ引き糸で直球の絵を書きました。

赤茶のモニュメントバレーの様な山と焼けたROUTE66の道路。
5人で走った思い出の道と太陽の日差し。

ひたすら広い空に向かって走る道。
空にはONEちゃんの好きな入道雲。
これは今後一人で走るだろうOnlyOneのマザーロード。

何度も試して何度も調合して何度も書き直したその絵も焦げ茶に染めた枠に隠れて行く。
でもいいのです。
書いてあるって事が大事で本当はONEちゃん本人ですら知らなくても良い事かも知れないです(笑)

文字盤を入れて行くとさらに見えなくなって行く。
ここで見える色のバランスがちょうどいい様に。

ONEちゃんから預かっていたこのソーラーの文字盤は満天の星空の様に見えてくる。
ここでもう一つ大事な必要な物がある。
それは脇をしっかり固めてくれるコンチョの存在。
ONEちゃんの時計を作るのに頼めるのはやっぱりアイツ!

このブログでの有名人ヤバスタ工房の祐一!
突然夜中に閃いてすぐに電話したっけww
『二つのシルバーのコンチョに真鍮で切ったROUTE66を5つに割って付けてくれ!』
理由を説明すると
『面白れ~じゃんか!!!』 と帰ってくる。
一つの物を5つに分ける事。
その切り方にはとてつもないセンスは必要。
それをさらに2つに分ける事。
普通は3と2に考えるだろう。
でも祐一のぶっ飛んだ頭の中の計算式は 1+4=5 で良かったんだ。

真ん中だけ抜かれた4つの真鍮。
もちろんこれは一緒に走ったノリさんや大楽さん始めとする大切な仲間の4人。
良く見るとベストの後ろ姿の様に見える。
もちろん偶然なんかじゃない。

そしてこちらが1の方。
これから一人でも走れるようにと道しるべの様になっている。
メタルを荒く叩いたその中には偶然にもイーグルや仲間達が応援しているように見える。
荒らされた真鍮の中には良~く見ると一枚の羽。
もちろんこの2つを合わせるとあの有名なROUTE66の標識の形になる。
あの時あの道を走れたのはあの5人で走れたから。
また一人でも走ってみたいと思えたのはその時5人で走った思い出が背中を押してくれるから。
自分はDVDを見て一番感じたのは色や景色じゃなくてその想いだった。
それを見事以上に形にしてくれる祐一。
ありがとう!!!!!

受け渡しの義。
実物見た時は本当に痺れたわ!
ONEちゃんに頼まれた時点でこうなる事は頭にあったし、実はONEちゃん自身も二人で作る事を期待していたってww




これがウチラが作るこの時計の物語。
そしてここからの物語は本人が刻んで完成させてくれるだろう。
でもこの時点でも祐一には見せていない。
サプライズも仕込んであるしね♪

そして先日またONEちゃんがやって来た!
次は日帰りの深夜バスで(爆笑)
エアコンのないワーゲンバスに乗っけて厚木バーガー何とか食べて寒川に向かった。
今回ONEちゃんはアトリエを新しくしたヤバスタ工房にお祝いに来てくれた。



そこにはクロさんも駆けつけてくれた。
遠目で見るとシルエットが祐一と同じ体も心もデッカイ人。
そしたら突然祐一はお揃いの仲間の証を作ってくれた。
ビックリしたけど嬉しかった!
ありがとう!!

そこでみんなの前で時計を納品。
サプライズはこの裏に刻んでおいた。
『ROUTE45からROUTE66へ』
ROUTE45はわかる人にはわかる。
まさかのここ神奈川の県道。
いつでもここから元気に走り出して、いつでもここに安心して戻って来て下さい。
ここもONEちゃんとウチラとのマザーロード。


短い間でしたが本当に幸せな時間でした。
2か月前のONEちゃんの胡蝶蘭も不思議と綺麗に咲いてた。

時計もこの笑顔が物語ってくれる。
今回もまた新しい難題のオーダーをしてくれて、それを信じて待っていてくれてありがとうございました!!
二人で頭爆発しましたよww
自分達は物を作る人。
出来れば想いを作る人になりたい。
それが理想の物作りだなんて言ったら周りからは怒られるだろうな。
でも今回ONEちゃんがこんなに喜んでくれた事。
少なくても俺たちはそれで確実に生かされていた。
『アリガトウ』 を超える言葉はこの世にない。
『スマイル』 より幸せな顔もない。
アリガトウ!
PS
その後新宿でバス見送り飲み会。

ケントさんも芳子さんも来てくれてありがとうございました!

説教されているwww
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Posted by SUGAR工房 at 06:25│Comments(0)
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