2021年07月23日
SADO VIBRATIONS③~サプライズ~
朝から快晴の佐渡ヶ島。
真夏日になりそう。
でも東京と違うのは朝晩は涼しいという事。
それが気持ち良い。
本日のスタートは笠井さんの撮影から始まる。
笠井さんは左官屋さんで今日の現場はこの近くらしい。
山川君から借りたリード90はちょっと音はうるさいがとても早くて快適。
ダイナとリードとハイエースで現場に向かった。

本誌に掲載されている職人さんをみんな集めた一枚。
最後に皆さんでとお願いすると蜂の子を散らすようにみんな物陰に隠れてしまう。
さっきまでワイワイと笠井さんをちゃかしていたのになw
何とか頼み込んで説得して撮らせてもらった。
その割には撮った後に
『サンダルじゃなくてちゃんとした靴履けば良かったな。』
などとそれぞれブツブツ言っているのが面白かった。
そんな会話が未だに聞こえてくる最高の一枚。

2軒目は濱口塗装の通称ハマちゃん。
いつも賑やかに騒がしく迎えてくれる。
会って数分でウメちゃんがそっと自分に言ったよ。
『初めて会ったのに何故か懐かしい感じ。俺濱口さん好きですわ。』
自分らとは全然年上の人なのにそんな人なのです。
それはほぼ佐渡の仲間みんなに言える事ではあるが。
ここでも恥ずかしがる本人をよそ眼に夫婦仲睦まじい写真を撮らせてもらった。
結論から言うとその写真を雑誌に掲載する編集者が悪いという事でまとまっているww

その後は松田造船所。
歴史ある松田君の仕事場兼自宅になる。
こんな機会がなければなかなか見られない光景。

港なのに綺麗な海の色。
大佐渡の上の方ではまさしくエメラルドブルーの海が広がっている。

松田君の走行シーンの舞台となった両津港ほ街並み。
情緒あるれる居酒屋が並ぶ。

人口減少、過疎化によって少しずつ寂れて行く街並み。
いつまでもこんな雰囲気が残っていて欲しいと思ってしまう。

最後まで松田君は嫌がったが何とか撮らせてもらった親子のショット。
もちろん雑誌にも大きく載っていた写真。
実はこの写真には雑誌には書ききれなかったエピソードがある。
『一枚だけ親子で写真撮らせて下さい。』
と、お父さんに言うと恥ずかしがりながらすぐさま船の物陰に隠れていった。
何をしてるのかなと少し覗いてみるとお父さんはシャツを作業着にキチンと入れて身だしなみを整えていたのだ。
それは自分を格好良く撮してもらう為にしている事じゃ無いとすぐにわかった。
息子に恥をかかせまいとする親父としての愛だったのだと思う。
それを知っているからこそこの写真には特別な温もりを感じてしまうのだろう。

その後仕事を早めに切り上げて来てくれた中川さんも合流してこの街の寿司屋で昼飯。
まぁこの寿司を美味かったのさ言うまでもない。

午後は相川の北沢浮遊運鉱場跡まで走って山本君と合流する。
ここは金山の跡地でこの雰囲気からラピュタと言われている。
最近はインスタなどにここにバイクを置いて撮った写真なども上がっているが、本来はここにバイクを持ち込む事は出来ない。
実はこの写真を撮らせてもらうためには色んな物語がある。
先ずは山川君が事前に役所に出向き観光課の人と話を繋いでくれていた事。
それと松田君の撮影の合間に自分と山川君で観光課の人と会った。
事情を話しても少し難色を示した顔だった。
でも3年前にここに許可を取ってバイクとの写真を撮った実績があるカメラマンがいる事を知ると
『実績があるのだったら何とかしましょう!』
と、頼もしく言ってくれたのだった。

それで役所の人の立ち会いの元で堂々と撮らせてもらったこの場所の写真。
全国誌と言う責任あっての事だけど、佐渡ヶ島公認で撮らせてもらったここの写真は特別な価値がある。
それはひとえに山川君の動きとヤッシーのおかげとしか言いようがない。
今回のカメラマンがヤッシーじゃなかったら実現しなかったかも知れない。

その後京都からの人が移り住んで作られた京町で撮影し、海岸線のスポットへ。
ここも素敵な場所だったが、その手前の海岸線と畑のスポットを選んで撮影した。

今回佐渡ヶ島バイブレーションズのメイン表紙になった場所だ。
素晴らしい写真だった。
それがなお素晴らしいと思えるのはこの場のこの時に居合わせていたからこそ。
当然この写真はアプリなどの加工では無くて、肉眼で見ていた絵と少し違うし格好良い。
それはヤッシーの経験とセンスからなるその場の閃きと腕からこそなる。
どんなに良い景色でもその場に立って道のりを思い出し、そこの空気を吸い込んでいる肉眼に勝る物はない。
そういつも思っていた。
でも超スローシャッターで撮った花火の写真などでもわかる様に時にカメラは肉眼を超える。
あらためてそれを感じさせてもらった。

山本君の家でお茶をして絶品のサザエをご馳走になった。
その後温もりの様な夕陽に包まれながら解散をしてのだが、最後の最後に佐渡ヶ島からのサプライズが待っていた。
それは夫婦岩と言われる場所だった。
昔福島の彦にゃん達と一緒に来た思い出の場所。

岩と岩の間に重なるオレンジの光。
その光は水平線に沈むにつれて燃える様に赤く空を焼いた。
なかなか見れない偶然らしい。
『佐渡はこんなもんじゃね~ぞ!』
と島から言われているような気がした。
『最後まで見ません?』
とウメちゃんが言いもちろん皆んなでずっと水平線を眺めていた。
今日はたくさんの素敵な写真が撮れた。
まだ2日目なのに少しずつ撮り溜めた写真と積み重ねた物語に胸がいっぱいになった。
日が落ちた途端に肌寒くなって来た。
今日も温泉入って山川邸でアットホームに反省会しよ♪
続く
問い合わせ、ご連絡等は本ブログの画面内にありますオーナーへメール(メッセージを送る)よりご連絡ください。
スマホ版ではプロフィール欄からメールが送れます。
またパソコン、スマホサイト共にカテゴリーを絞ってまとめて見ることも出来ます。
今回のカテゴリーは 『佐渡ヶ島納品RUN』 『LIFE』
VIBES vol334
『佐渡ヶ島バイブレーションズ』 発売中。
多くの心に届け!
真夏日になりそう。
でも東京と違うのは朝晩は涼しいという事。
それが気持ち良い。
本日のスタートは笠井さんの撮影から始まる。
笠井さんは左官屋さんで今日の現場はこの近くらしい。
山川君から借りたリード90はちょっと音はうるさいがとても早くて快適。
ダイナとリードとハイエースで現場に向かった。

本誌に掲載されている職人さんをみんな集めた一枚。
最後に皆さんでとお願いすると蜂の子を散らすようにみんな物陰に隠れてしまう。
さっきまでワイワイと笠井さんをちゃかしていたのになw
何とか頼み込んで説得して撮らせてもらった。
その割には撮った後に
『サンダルじゃなくてちゃんとした靴履けば良かったな。』
などとそれぞれブツブツ言っているのが面白かった。
そんな会話が未だに聞こえてくる最高の一枚。

2軒目は濱口塗装の通称ハマちゃん。
いつも賑やかに騒がしく迎えてくれる。
会って数分でウメちゃんがそっと自分に言ったよ。
『初めて会ったのに何故か懐かしい感じ。俺濱口さん好きですわ。』
自分らとは全然年上の人なのにそんな人なのです。
それはほぼ佐渡の仲間みんなに言える事ではあるが。
ここでも恥ずかしがる本人をよそ眼に夫婦仲睦まじい写真を撮らせてもらった。
結論から言うとその写真を雑誌に掲載する編集者が悪いという事でまとまっているww

その後は松田造船所。
歴史ある松田君の仕事場兼自宅になる。
こんな機会がなければなかなか見られない光景。

港なのに綺麗な海の色。
大佐渡の上の方ではまさしくエメラルドブルーの海が広がっている。

松田君の走行シーンの舞台となった両津港ほ街並み。
情緒あるれる居酒屋が並ぶ。

人口減少、過疎化によって少しずつ寂れて行く街並み。
いつまでもこんな雰囲気が残っていて欲しいと思ってしまう。

最後まで松田君は嫌がったが何とか撮らせてもらった親子のショット。
もちろん雑誌にも大きく載っていた写真。
実はこの写真には雑誌には書ききれなかったエピソードがある。
『一枚だけ親子で写真撮らせて下さい。』
と、お父さんに言うと恥ずかしがりながらすぐさま船の物陰に隠れていった。
何をしてるのかなと少し覗いてみるとお父さんはシャツを作業着にキチンと入れて身だしなみを整えていたのだ。
それは自分を格好良く撮してもらう為にしている事じゃ無いとすぐにわかった。
息子に恥をかかせまいとする親父としての愛だったのだと思う。
それを知っているからこそこの写真には特別な温もりを感じてしまうのだろう。

その後仕事を早めに切り上げて来てくれた中川さんも合流してこの街の寿司屋で昼飯。
まぁこの寿司を美味かったのさ言うまでもない。

午後は相川の北沢浮遊運鉱場跡まで走って山本君と合流する。
ここは金山の跡地でこの雰囲気からラピュタと言われている。
最近はインスタなどにここにバイクを置いて撮った写真なども上がっているが、本来はここにバイクを持ち込む事は出来ない。
実はこの写真を撮らせてもらうためには色んな物語がある。
先ずは山川君が事前に役所に出向き観光課の人と話を繋いでくれていた事。
それと松田君の撮影の合間に自分と山川君で観光課の人と会った。
事情を話しても少し難色を示した顔だった。
でも3年前にここに許可を取ってバイクとの写真を撮った実績があるカメラマンがいる事を知ると
『実績があるのだったら何とかしましょう!』
と、頼もしく言ってくれたのだった。

それで役所の人の立ち会いの元で堂々と撮らせてもらったこの場所の写真。
全国誌と言う責任あっての事だけど、佐渡ヶ島公認で撮らせてもらったここの写真は特別な価値がある。
それはひとえに山川君の動きとヤッシーのおかげとしか言いようがない。
今回のカメラマンがヤッシーじゃなかったら実現しなかったかも知れない。

その後京都からの人が移り住んで作られた京町で撮影し、海岸線のスポットへ。
ここも素敵な場所だったが、その手前の海岸線と畑のスポットを選んで撮影した。

今回佐渡ヶ島バイブレーションズのメイン表紙になった場所だ。
素晴らしい写真だった。
それがなお素晴らしいと思えるのはこの場のこの時に居合わせていたからこそ。
当然この写真はアプリなどの加工では無くて、肉眼で見ていた絵と少し違うし格好良い。
それはヤッシーの経験とセンスからなるその場の閃きと腕からこそなる。
どんなに良い景色でもその場に立って道のりを思い出し、そこの空気を吸い込んでいる肉眼に勝る物はない。
そういつも思っていた。
でも超スローシャッターで撮った花火の写真などでもわかる様に時にカメラは肉眼を超える。
あらためてそれを感じさせてもらった。

山本君の家でお茶をして絶品のサザエをご馳走になった。
その後温もりの様な夕陽に包まれながら解散をしてのだが、最後の最後に佐渡ヶ島からのサプライズが待っていた。
それは夫婦岩と言われる場所だった。
昔福島の彦にゃん達と一緒に来た思い出の場所。

岩と岩の間に重なるオレンジの光。
その光は水平線に沈むにつれて燃える様に赤く空を焼いた。
なかなか見れない偶然らしい。
『佐渡はこんなもんじゃね~ぞ!』
と島から言われているような気がした。
『最後まで見ません?』
とウメちゃんが言いもちろん皆んなでずっと水平線を眺めていた。
今日はたくさんの素敵な写真が撮れた。
まだ2日目なのに少しずつ撮り溜めた写真と積み重ねた物語に胸がいっぱいになった。
日が落ちた途端に肌寒くなって来た。
今日も温泉入って山川邸でアットホームに反省会しよ♪
続く
問い合わせ、ご連絡等は本ブログの画面内にありますオーナーへメール(メッセージを送る)よりご連絡ください。
スマホ版ではプロフィール欄からメールが送れます。
またパソコン、スマホサイト共にカテゴリーを絞ってまとめて見ることも出来ます。
今回のカテゴリーは 『佐渡ヶ島納品RUN』 『LIFE』
VIBES vol334
『佐渡ヶ島バイブレーションズ』 発売中。
多くの心に届け!
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